伊勢遺跡史跡公園 衣笠復元展示のお知らせ

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ページ番号1009890  更新日 令和6年5月1日

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伊勢遺跡史跡公園では令和6年4月25日より八ノ坪遺跡で発見された衣笠の復元展示を実施いたします。

イベントカテゴリ: 文化・芸術

開催日

令和6年4月25日(木曜日)

令和6年4月25日より常設

開催時間

午前9時 から 午後5時 まで

開催場所

伊勢遺跡史跡公園以降展示施設
伊勢遺跡史跡公園

対象

市民

内容

 衣笠は王やその一族など高貴な人物が屋外へ出たとき、従者が大きな笠を差し上げ、その居る場所を示した道具です。伊勢遺跡が弥生時代の終わりに終えんした後、市内の古墳時代前期(約1800年前)には下長遺跡で、王の居館が営まれ多数の威儀具が発見されているほか、八ノ坪遺跡では全国で初めて衣笠の立飾りが出土しており、強大な権力をもつ王が守山にいたことがわかります。今回、八ノ坪遺跡から出土した衣笠の立飾りを復元し、伊勢遺跡史跡公園で展示公開いたします。約1800年前に守山に住まいした強大な権力をもつ大王の姿を想像していただく機会になれば幸いです。

 

解 説 

 八ノ坪遺跡から出土した衣笠の立飾りは古墳時代前期の遺物と推測され、本物の立飾りの出土例としては全国で唯一の事例。桂の木が使用されており、弧状の文様帯を縦横に組み合わせた組帯文(そたいもん)と呼ばれる文様が削り出され、上下二か所に長方形の透かしを開け、全体に黒漆を塗って仕上げられています。

 八ノ坪遺跡出土衣笠の立飾りは、古墳時代前期の工芸技術が、極めて高度であったことがわかります。全長200mを超える奈良市佐紀陵山(さきみささぎやま)古墳から出土した蓋形埴輪に似ており、大王級の豪族が守山に居たことを示しています。

 衣笠の復元については守山市立埋蔵文化財センター職員の手により、約1年をかけて全体復元されました。

事前申込み

一部必要

団体で解説込みの見学をご検討の際は、伊勢遺跡史跡公園(077-599-3223)まで事前連絡をお願いいたします。

参加費・受講費

不要

費用
無料
主催
守山市教育委員会事務局 文化財保護課
問い合わせ
伊勢遺跡史跡公園 077-599-3223

このページに関するお問い合わせ

守山市 教育委員会 文化財保護課 文化財保護係
〒524-8585 滋賀県守山市吉身二丁目5番22号
電話番号:077-582-1156 ファクス番号:077-582-9441
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。