地籍調査を実施しています

皆さまの貴重な財産である「土地」の位置、面積等を正確に把握し、土地に関するトラブルを未然に防止するとともに、効率的な土地利用を図るため、国土調査法に基づく地籍調査事業を実施しています。

守山市では、平成22年度から「勝部地区」の地籍調査を開始いたしました。勝部地区をモデル地区として、今後市内の地籍調査を実施していき、市民の皆様が生活を行ううえで最も重要である「土地」の地籍を明確にすることによって、安心して暮らしていけるように地籍調査事業を促進していきます。また、令和元年度からは新たなエリアとして「川田地区（一部）」について開始しております。

地籍調査とは？

「地籍」とは土地の情報で、いわば土地の戸籍です。「地籍調査」とは土地の情報を明確にすることが目的です。
ひとつひとつの土地について皆さんに境界等を確認していただき、測量させていただきます。その結果、正確な土地の面積等がわかります。
また正確な図面（地籍図）を作成することができることから、このような調査の成果は法務局に送付され、土地の登記簿が正確なものに改められます。

なぜ地籍調査が必要なのか？

現在、法務局に備え付けられている公図は明治初期に作成された古い公図を基本としているため、現地と公図、登記簿とが合わない場合があります。
このため、土地をめぐる各種のトラブル、災害等の復旧に時間がかかるなど、地籍の不一致が問題となっており、これらを早急に解決するため土地に関する実態を正確に把握する地籍調査の必要性が生じています。

地籍調査のメリットは？

1. 境界の位置が不明になっても、正確に復元することができますので土地に関するトラブルを未然に防止することができます。
2. 土地の形状や面積がはっきりします。
3. 災害復旧が迅速に行われます。
4. 固定資産の課税が適正に行われます。
5. 土地取引が円滑に行えます。

例えば、新潟県中越地震で被災した延長2kmの主要な県道の復旧工事で、地籍調査の未実施地域では約1年かかるところ、約2ヶ月で測量を終えて工事が発注できたとの実例もあり、地籍調査が災害復旧に重要な役割を果たすものといえます。

国土交通省が運用する地籍調査Webサイトの閲覧が次のリンクから出来ます。

• 地籍調査Webサイト（外部リンク）