ここから本文です。
公開日:平成29年9月27日
皆様おはようございます。
本日、追加議案を提出させていただきましたところ、早々に上程をいただきまして、厚く御礼を申し上げます。
提案理由のご説明を申し上げます前に、まず、昨日の済生会滋賀県支部理事会の結果を踏まえまして、昨日、夕刻に発表いたしました「守山市民病院の滋賀県済生会への移行の方針」につきまして述べさせて頂きたく存じますので、ご理解を賜りたいと存じます。
守山市民病院は、今日まで市民の皆様の身近な病院として、地域医療の充実・発展にその役割を果たしてまいりました。
しかしながら、近年の社会情勢の変化とともに、病院の経営が厳しさを増す中で、市民病院として懸命な努力を重ねてまいりましたが、何よりも肝心要の医師確保が困難となるなど、事業を継続することが極めて難しい事態となりました。このような事態になりましたことを市民の皆様に改めて心よりお詫び申し上げます。
そうしました中、この5月より、滋賀県済生会や守山市議会の皆様と、4月に公表しました内容を前提として、病院経営の移行についての協議を行ってきたところでございまして、市の財政負担にも考慮する中で、15年間の指定管理で済生会に経営を頂いた後、済生会に病院を譲渡することが双方にとって最善との結論に至ったところでございます。
なお、移行に伴いまして、起債の償還と退職手当に加えまして、良質な医療サービスを提供する経営体制を整備するため、別館建替え、大規模改修、職員の現給保障等について、市の負担が必要であり、交付税を除きます本市の実質的な財政負担額は、15年間で約35億円、年平均で概ね2.3億円でありまして、現在の市民病院への市の実質負担額2億円と同程度を想定しているところでございます。
移行後は、済生会滋賀県病院との機能分化および診療分担を図ることで、これまでと同様に、急性期から慢性期までの地域医療を提供するとともに、済生会の技術力とネットワークによりまして、一層、充実した質の高い医療サービスを提供できる病院となるものと考えております。
また、県の地域医療構想におきまして、本市を含めました湖南医療圏域では、回復期機能の充実の必要性が指摘をされております。
このため、移行後に、旧病棟(別館)に替えまして、回復期病床やリハビリテーションセンターを有する病棟を新設し、医療専門職を十分確保した中で、リハビリ機能の一層の充実を図りまして、在宅復帰を一層支える病院とし、済生会とともに、高齢化が進展する中で、市民の皆様が安心して生活できる環境をしっかりと整えてまいりたいと考えております。
今後、パブリックコメント手続きによります市民の皆様のご意見を踏まえ、市議会の皆様と議論し、経営移行の方針を決定した上で、必要な手続きを進めまして、来年4月から、一層良質な医療を提供し、市民の皆様に愛着を持って頂ける新病院として、しっかりスタートができますよう、引き続き、全力を尽くして取り組んでまいります。
引き続きのご指導、ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
さて、今回、提出させて頂きました案件は、人事案件1件でございます。よろしくお願い申し上げます。
それでは、提案理由を申し上げさせて頂きます。
議第67号は、守山市教育委員会委員の任命につきまして、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の規定に基づきまして、同意を求めるものでございます。現委員でおられます佐伯一惠(さえきかずえ)委員の任期がこの9月末日をもって満了となりますことから、その後任として石原慶子(いしはらけいこ)さんをお願いするものでございます。
石原さんにおかれましては、これまで滋賀県内の小学校や県教育委員会生涯学習課等で勤務され、また、小学校の教頭、校長等を歴任されるなど学校教育や社会教育の進展に貢献されますとともに、現在、大津家庭裁判所家事調停委員、また守山市人権擁護推進員として活躍され、信望も厚く、今後ますます複雑多様化する社会の中で、次世代を担う子どもたちが心豊かでたくましく育つ教育行政を推進する上において、適任であると存じますので、ご同意を賜りますようお願い申し上げます。
以上、本日提出させていただきました案件についての提案理由とさせていただきます。
何卒十分なご審議をいただきまして、しかるべくご賛同を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
ありがとうございました。
お問い合わせ