市長への手紙の回答 図書館の予約システムの改良について(令和2年6月回答)
手紙の内容
図書館の予約システムの改良について
(パソコン、スマホから予約できる書籍を貸出中でないものについても拡大する(在架予約)ことについて)
回答内容
臨時休館中は、ご不便をおかけし申し訳ございませんでした。
また、このたびは、貴重なご意見をありがとうございます。
ご提案いただきました、パソコン、スマホから予約できる書籍を貸出中でないものについても拡大する(在架予約)ことについて回答いたします。
新型コロナウィルス感染拡大の防止で臨時休館中に、在架予約を実施しましたところ、多くの方にご利用いただき、大変嬉しくありがたいことと感じております。
今回の在架予約は、図書館が休館し、館内で直接本を選んでいただくことが出来ない中、開館時と可能な限り同じ状態で本をご利用いただくことを目的に実施いたしました。
在架予約サービスが最も必要とされ、その効果を発揮するのは、直接図書館で本を選んでいただけないケース、例えば、障害をお持ちの方や、図書館から遠隔地にお住いで図書館に来れない方に対し、来館者と同じように棚に並んでいる本を利用していただくことにあると考えております。
現在、障害をお持ちの方に対しては、在架にあるCDを中心に取り揃え、郵送貸出を行っており、今後は、図書も郵送貸出ができるよう準備をしているところです。
また、図書館より遠隔地にお住いの方々に対しては、将来的に在架予約を可能にし、身近な場所で本を受け取ることができるシステム(分室、連絡便等)を整備する必要があると認識しております。
一方、数字の面から見てみますと、臨時休館中の在架予約は1日平均420冊程度、計6,637冊で、全予約の半数以上を占め、(6,637/12,278冊)また、昨年度(平成31年度)同時期5月の予約受付冊数(6,431冊)を上回っておりました。
現在、図書館の1日の平均貸出冊数は3,500冊ですが、在架予約を実施すると、来館され、貸出されたであろう1割以上の本が(420/3,500)書架に並ばず取り置かれることが推測されます。来館された方にとって魅力的な書架であることと、パソコン、スマホ等による在架予約の利便性の両立が課題の一つであると考えております。
また、今回の数字から、在架予約を実施すると予約受付冊数が2倍以上に増加すること、収集作業に加え、引き当て、名前順の仕分け、メール送信、電話等の事務量も2倍となることが推測されます。窓口業務(カウンター)を行いながら、これらを行うことは現在の体制では難しく、また2倍となった予約本の置き場も無い状況です(臨時休館中は通路にコンテナを並べ置いていました)。
今後につきましては、書架案内のための見出しや掲示を増やし、職員のフロアワークを充実させ、本のお問い合わせに的確に答えられるようにするなど、来館者により短時間で本を見つけて頂けるよう努めてまいります。
また、蔵書の充実を図り、WEB上での検索だけではなく、図書館に来て本を探すのが楽しいと思っていただけるような魅力ある書架、特集展示や本の紹介を活発に行い、新たな本との出会いがある図書館となるよう努めてまいりますのでご理解賜りますようお願い申し上げます。
なお、従前からのサービスとして、お電話にて1日5冊まで在架の本をお取り置きしておりますので(翌日位まで)、こちらもお気軽にご利用ください。
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