平和の広場とモニュメント
平和の広場(守山市民運動公園内)
守山市民運動公園内にある「平和の広場」には、原爆の恐ろしさと被爆の苦しみを後世に伝え核兵器廃絶と恒久平和を願うため、「平和の祈り像」、「広島被爆石」、「長崎被爆二世の柿の木」の3つのモニュメントを設置しています。
毎年8月6日の広島原爆忌には、これらの前で「平和を誓うつどい」を開催しています。

平和のモニュメント
平和の祈り像(平成9年8月6日設置)
平和都市宣言が昭和63年12月に議会議決され、これを機として、市民の平和に対する理解と認識を高めようと平成9年に設置しました。

テーマ:平和の祈り 製作者:山田良定氏
平和の祈り像の碑文
祈りの像によせて
この像から何を思い 何を感じるかはその人の心に委ねる
公園の心地よいそよ風の中に立つ平和の乙女
その周りに羽ばたき舞い遊ぶ鳩に加え
心に響く少年の笛の音を聴きながら折鶴を持つ少女
今日の平和を築く 人々の追悼の心を表出した
戦後六十有余年 再び惨禍を繰り返さないことを誓い
核兵器の廃絶と平和の尊さを後世に伝え 全市民が未来永劫に平和を願うものである
平成九年八月六日
守山市
製作 山田良定
広島被爆石(平成9年8月6日設置)
守山市民運動公園内にある平和の広場を整備するにあたり、被爆した旧広島市役所の敷石を平成9年に譲り受けました。
被爆石には、当時の平岡 敬 広島市長から贈られたメッセージプレートが添えられています。

平岡 敬 広島市長から贈られたメッセージプレートの内容
守山市民の皆さんへ
この度 守山市長からの要請により 被爆庁舎の敷石をお送りします。
この石が 核兵器の廃絶と 世界の恒久平和の実現という広島の悲願を訴える生き証人として
守山市民の皆さんとともに生き続けることを願っています。
平成9年8月6日
広島市長 平岡 敬
長崎被爆二世の柿の木(平成28年3月26日植樹)
被爆70年の節目を迎えた平成27年、守山市遺族会のご尽力により、長崎で被爆した柿から再生された「被爆二世の柿の木」を譲り受けました。
原木の柿の木は、被爆の際に半身を真っ黒に焼け焦げながらも奇跡的に生き残りました。その後、原木は被爆により元気を失いましたが、長崎市在住の樹木医、海老沼正幸さんが治療を行い、原木から二世の柿の木を生み出すまで回復させることができました。
この柿の木に核兵器廃絶と恒久平和への願いを込めて、長崎県連合遺族会、滋賀県遺族会、守山市遺族会の皆様とともに平和の広場に植樹しました。
それから、8年が経過した令和6年5月に初めて花を咲かせ、6月には4個の実をつけました。
原爆の恐ろしさと命の大切さを次世代に伝え、「平和で静穏な日々の象徴」として、今後も大切に育てていきます。



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