LAKE BIWA TRIATHLONを契機としたサステナブル輸送 実証実験

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ページ番号1008484  更新日 令和6年4月3日

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 本市では地方創生の柱として「起業家の集まるまち 守山」を掲げ、多様化する社会課題解決のため、官民連携による地域活性化・持続可能社会への貢献を目指しています。

 令和5年10月1日に本市で開催されるLAKE BIWA TRIATHLON大会について、首都圏や海外から多くの参加者が集まることから、2025年大阪・関西万博を見据え、インバウンド需要を想定する中、滋賀県および守山市における官民連携による持続可能な地方創生を目指し、受入環境づくりに向けたモデル事業を実施します。

取組1 バイオ燃料トラックを活用した海外選手自転車等の輸送実験

(1)概要

 本大会に参加する海外選手(関西国際空港利用)の自転車を、関西国際空港~開催地守山まで佐川急便株式会社(以下、佐川急便という)がトラックで輸送します。輸送で発生したCO2排出量については、株式会社ユーグレナ(以下、ユーグレナ社という)の次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を活用することでカーボンインセッティングを実施し、サステナブルな配送を行います。

(2)実施主体および協力会社

  • 佐川急便(荷物輸送)
  • ユーグレナ社(バイオ燃料)

(3)実施期間

9月29日

14時~

台湾およびフィリピンより参加選手が来日(関西国際空港)

空港手荷物カウンターで自転車を手荷物預け
15時~

自転車については佐川急便によるトラック配送

※排出するCO2については、ユーグレナ社の次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を活用し、

カーボンインセッティングを実施

10月3日

復路)往路同様に佐川急便のトラックを使用し関西国際空港へ配送

※取組1で輸送する海外選手の自転車は、取組2にて輸送する荷物と同一のトラックに混載して輸送を行います。

取組2 貨物鉄道を活用したイベント資機材および自転車輸送実験

(1)概要

 本大会オフィシャルパートナー企業であるオン・ジャパン株式会社(以下、オンジャパンという)のイベント資機材や、自転車&トライアスロン大好き芸人として数々のメディアに出演中で、本大会に出場される安田裕己選手(安田大サーカス 団長)の自転車を、CO2排出量が少ない輸送モードである日本貨物鉄道株式会社(以下、日本貨物鉄道という)の貨物鉄道を活用して輸送する実証実験を実施します。

 また、鉄道輸送区間以外の配送については、取組1同様の手段を用いて、バイオ燃料を活用したサステナブルな配送を実施します。

(2)実施主体および協力会社

  • 佐川急便(荷物輸送)
  • 日本貨物鉄道(貨物鉄道輸送)
  • ユーグレナ社(バイオ燃料)

(3)実施期間

9月26日 オンジャパンが所有する群馬県高崎市の倉庫から荷物を集荷し、貨物鉄道輸送を実施(佐川急便による手配)
9月27日 京都貨物駅へ到着
9月29日 京都貨物駅で佐川急便のトラックに積み替え、大会会場へ輸送
10月3日

復路)往路同様に佐川急便および日本貨物鉄道により輸送を実施

  • 取組2にて輸送する貨物は、取組1で輸送する海外選手の自転車と同一のトラックに混載して輸送を行います。
  • CO2排出量が少ない貨物鉄道輸送を行うとともに、当該輸送区間で排出したCO2については、日本貨物鉄道がJクレジットを利用することによりオフセットを行います。
  • 京都貨物駅~大会会場間のトラック輸送で排出するCO2については、ユーグレナ社の次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を活用し、カーボンインセッティングを実施します。

「サステオ」について

 「サステオ」は、食料との競合や森林破壊といった問題を起こさない持続可能性に優れたバイオマス原料からつくられています。「サステオ」は燃料の燃焼段階では通常の軽油と同じようにCO2を排出しますが、原料となる植物や藻類が成長過程で光合成によってCO2を吸収するため、燃料を使用した際のCO2の排出量が実質的にはプラスマイナスゼロとなるカーボンニュートラルの実現に貢献すると期待されています。次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」は、化石燃料由来の軽油と同等の性質を持つ炭化水素燃料であり、現行車両にそのまま利用可能です。

想定効果

 今回のトラック輸送区間において排出するCO2については、使用した通常軽油相当量の約5倍の「サステオ」(*注1)を佐川急便が別途購入し、宅配便の集荷や配達業務に使用することで、今回の輸送で排出するCO2をインセッティングし実質0にします。また、鉄道輸送区間においても日本貨物鉄道がJクレジットを活用することで、実質0にオフセットします。この取り組みにより今回の実証実験において排出するCO2(想定約223.5kg- CO2)を実質0にする効果があります。

 これは樹齢36~40歳の杉の木が1か月に吸収できるCO2量の約304本分に相当します。(*注2~4)

 

取組1

取組2

輸送区間

(*注5)

トラック輸送

(関空⇔守山)

トラック輸送

(京都⇔守山)

鉄道輸送

(高崎⇔京都)

通常輸送時における

CO2排出量の想定

約122.2 kg-CO2

約 71.3 kg-CO2

約30.0 kg-CO2

本取組における

CO2排出量の想定

約0 kg-CO2

約0 kg-CO2

約0 kg-CO2

*注1 :今回はバイオ燃料20%と石油系軽油80%の混合品を使用するため

*注2 :樹齢36~40歳のスギ人工林1ha(1,000本の立木があると仮定した場合)が1年間に吸収する二酸化炭素の量は約8.8t-CO2

*注3 :スギ人工林1,000本が1ヶ月に吸収するCO2は約733kg-CO2であり、スギ1本が1か月に吸収する二酸化炭素の量は733kg-CO2÷1,000本=0.733kg-CO2

*注5 :トラック輸送区間については燃費法、鉄道輸送区間については従来トンキロ法で算定

【問い合わせ】

大会広報について

  • LAKE BIWA TRIATHLON実行委員会メディア事務局(株式会社COMARS内)

MAIL: [email protected]

電話: 077-536-6044

※大会当日の取材は原則として事前申込み制といたします。令和5年9月28日(木曜)午後5時までに大会公式サイト内の取材申請フォームからお申込み願います。(事前の申込みがない場合は、プレス証、大会資料のご準備、規制エリアへの入場および取材スペースの確保、インタビューの斡旋、駐車証の発行などができませんので、併せてご了承願います。)

輸送事業について

  • 佐川急便株式会社 経営企画部 広報課 電話: 03-3699-3614
  • 日本貨物鉄道株式会社 総務部広報室 電話: 050-2017-4088

バイオ燃料について

  • 株式会社ユーグレナ コーポレートコミュニケーション課 電話: 03-3454-4907

その他全般について

  • 守山市商工観光課 電話: 077-582-1131

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このページに関するお問い合わせ

守山市 都市経済部 企業連携室 企業連携係
〒524-8585 滋賀県守山市吉身二丁目5番22号
電話番号:077-582-1165 ファクス番号:077-582-6947
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