令和元年守山市議会12月定例月会議提案理由
議員各位におかれましては、公私ともご多用の中、ご健勝にてご参会を賜り、本日ここに、令和元年守山市議会12月定例月会議が滞りなく開会の運びに至りましたことに対し、お喜び申し上げます。
さて、この秋、学区や各自治会で多くのつどいや運動会が開催され、地域の多くの皆様が集い、交流し、楽しい時間を過ごし、地域の絆を深めていただきました。私も参加させて頂きましたが、さまざまな趣向を凝らした楽しい企画に溢れており、準備から開催まで御尽力頂きました地域の皆様に心より感謝申し上げます。
今後とも、市民の皆様とともに、守山の誇る「絆」の輪をさらに強固に広げていきたいと考えております。
次に、11月3日に開催しました「令和元年度市政功労者表彰式典」では、地方自治や教育、体育、商業振興、福祉の向上および奇特な行為などに尽力された20名、6団体の皆様に表彰をお受け頂きました。議員各位を始め、多くの皆様にご出席を頂き、厚く御礼申し上げます。
特に今回、永年にわたり、市政の発展に寄与頂きました元市議会議員の皆さま3名、現職の市議会議員の皆さま2名に自治功労表彰をお受け頂きました。
受賞頂きました皆様におかれましては、なお一層ご自愛頂きまして、更なるご活躍を頂きますようご祈念を申し上げる次第でございます。
また、式典に引き続いて、「守山市環境フォーラム」を開催させていただきました。
午前の部では、守山幼稚園の園児による合唱に続き、環境施設の更新と環境学習の取組みについて報告させて頂きました。午後の部では、元NHKお天気キャスターの気象予報士吉村真希氏による基調講演、物部小学校や市立守山中学校科学部、立命館守山高校サイテック部の生徒による環境学習成果の発表、参加型の環境科学実験、また、ホールや展示室においては、市内で活動されている環境団体によるパネル展示、守山市ごみ水環境市民会議の皆様による環境啓発ブース等の設置など盛りだくさんの内容で、環境学習都市を宣言している本市といたしまして中身の濃いフォーラムが開催できたと考えております。
今後におきましても、守山市環境学習都市宣言の具現化に向け、宣言文のとおり、市民の皆様と共に学び、考え、行動し、人と人がつながり、環境や自然に関心を持ち、その大切さを共有してまいりたいと考えております。
次に、11月16日、17日の2日間にわたり、開館1周年を記念し、「としょかん誕生祭」を開催させていただきました。
「誕生祭」では、図書館サポート隊との協働のもと、落語会、コンサート、古本市、本の帯コンテストなどを開催し、2日間で、約5,800人の方にご来館いただきました。
新図書館は、開館から1年間の来館者数が約52万5千人となり、これは旧図書館の2.2倍に当たるもので、また、貸出人数は約26万2千人、新規登録者数は約1万1千人という状況でございます。
また、図書の貸出冊数は、10月27日に100万冊を突破し、単独館として年間貸出冊数が県内図書館で最多となったところでございます。
今後も多くの市民の皆様に心地よくご利用いただけるよう、「本と人が出会い、人と人がつながる知の広場」として、さらに充実させてまいりたいと考えております。
次に、11月23日には、「地域福祉フォーラム2019」を守山市社会福祉協議会との共催で開催をいたしました。
この「フォーラム」は、昨年度まで「福祉大会」として実施していたものを名称、内容を改め、福祉関係者が企画から当日運営までを担う住民参加型のイベントとしたもので、地域福祉にご尽力いただいた民生委員・児童委員の方々などに対する社会福祉功労者等の表彰や地域福祉につながる心温まる写真、川柳「社協ほっと♡ホット福祉大賞」の発表のほか、子ども食堂によるカレー選手権、「みんなが主役のまちづくり」をテーマにしたパネルディスカッション、ボランティアや福祉事業所による模擬店、市内のボランティア団体のパネル展示などを行い、多くの方々のご参加を得ました。
「フォーラム」を通じて、改めて「日頃からの地域のつながりの大切さ」を感じていただく有意義なイベントとなったと考えております。
また、同日、仮設図書館閉館後、活用できておりませんでした行政財産である旧法務局跡地を民間企業が活用するSDGs発信拠点「Future lab(フューチャー・ラボ)」のオープニングセレモニーが開催されました。
セレモニーは、発起人である株式会社earth kiss取締役 増村匡人(ますむらまさと)氏の挨拶の後、日本環境設計株式会社会長 岩本美智彦(いわもとみちひこ)氏、トラッシュアート作品製作でご活躍の長坂真護(ながさかまご)氏による記念講演などが行われ、市議会議長、副議長をはじめ、副知事、地元企業、市内の起業家、学生などが出席され、盛大に開催されたところです。
今後、同施設では、若者の起業・創業支援、環境問題を始めとするソーシャルビジネスに携わる人材の育成・交流の場づくり、地球環境問題解決、SDGsの発信拠点として、市内外や国内外で活躍する民間企業や滋賀県と連携した取組みを進めていくとされ、本市といたしましても、今後、連携した取組みを推進してまいりたいと考えております。
それでは、提案理由のご説明を申し上げます前に、お許しを頂きまして、当面する諸課題等について、その取り組み状況を述べさせていただきたく存じますので、ご理解を賜りたいと存じます。
まず、本市の最重要課題「環境施設の更新について」ご説明申し上げます。
本体施設工事につきましては、6月から本工事に着手し、7月中旬から実施しておりました270箇所の本杭打設箇所における薬液注入による地盤改良工事、および、廃棄物を掘削するためのケーシング打設工事は既に全箇所完了し、9月上旬から始めておりました本杭打設工事につきましても本日をもって全箇所完了する予定であり、お蔭さまを持ちまして、概ね計画通りに進捗しているところでございます。
現在、並行して、次の工程である施設の建築基礎工事に着手し始めており、来年1月には、建築工事と併せ、焼却炉等のプラント工事に着手する予定でございます。
なお、工事の進捗状況につきましては、市ホームページに掲載し、引き続き、地元の皆さまはもとより、市民の皆さまに、しっかりと周知し、周辺環境に十分配慮する中、令和3年10月の稼働に向け、鋭意、事業を進めてまいります。
次に、交流拠点施設の整備につきましては、昨年度の入札不調以来、環境施設対策特別委員会にてご協議を賜りながら、施設面積を縮小するなか、より効果的・効率的な施設となるべく設計を見直し、令和3年4月のオープンに向け準備を進めてきたところでございます。9月に工事の入札公告を行い、5社の参加申し込みがありましたが、11月8日に開札を行った結果、再度、不調となったものでございます。
この結果を受け、直ちに参加申請のあった5社を対象にヒアリングを実施し、不調となった要因を確認したところ、大きく2つの要因があり、1つには、施工方法の考え方に差があったこと、2つには、廃棄物除去等の施工への不安があったことでありました。
このことから、対策として、1つには、ヒアリング時に施工者から提案のあった施工方法を一部反映し、また、このヒアリングを通じて、施工者に設計内容を正確にご理解頂けたこと、2つには、先行する環境施設本体施設工事での施工状況を十分説明し、施工者の不安を払拭できたことにより、現行予算内での執行が可能と判断を致しました。
また、本体施設工事においてケーシング周りのごみ層に薬液注入により地盤改良工事を実施し、その遮水効果により施工のリスクが大幅に軽減され、また、廃棄物撤去時に発生する臭気対策等に大きな効果があり、併せて、滋賀県及び有識者からも当該交流拠点施設において地盤改良工事の実施が望ましいとの助言を受けたことから、再公告にあたりましてはこの地盤改良工事を併せて発注することが、工期の視点も含めて必須と考えております。
このことから、今回、地盤改良工事経費1億2千万円の補正をお願いするものでございます。
つきましては、令和3年4月の供用開始に向け、ただちに再公告を行いたいと考えております。
何卒、状況につきまして深いご理解を賜り、是非とも、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。
次に、「待機児童対策」についてでございます。
今年度4月1日現在の待機児童数は58名で、2年連続の減少傾向にありますものの、依然として多数の待機児童が発生している状況でございます。
そのような中、令和2年度の入所申込状況でございますが、9月に実施した一斉申込終了時点において、在園児を含む総申込者数は2,295名で、対前年比150名の増となっております。
これは、本市全体の乳幼児数は、平成25年度をピークに減少傾向にありますものの、女性の就業率の上昇や家族形態の変化、また10月からスタートした幼児教育・保育の無償化による影響などにより、保育ニーズが急激に高まっており、大きく申込者数が増加したものと考えております。なお、現在、入所調整作業を進めているところであり、第1回目の入所決定通知を12月下旬に発送させていただく予定としております。
また、「子ども子育て会議」において検討いただいております次期「子ども・子育て支援事業計画」の策定につきましては、昨年度から5回の会議を開催する中、素案のとりまとめを行ってきたところです。
待機児童の解消に向けましては、施設整備による受け皿の確保に取り組んでおり、今年度、三宅町地先において(仮称)すみれ保育園の整備を進めているところでございます。現在、鉄骨建方を終え、屋根葺き工事にとり掛かかっているところであり、引き続き、適切な進捗管理を行う中、来年4月の開園を目指してまいります。
また、受け皿の整備と並行いたしまして、課題となっております保育人材の確保と定着化については、次年度に向けて、一人でも多くの子どもたちが保育サービスを利用していただけるよう、引き続き、公民問わず、あらゆる施策を駆使する中で取組を進めてまいります。
また、幼児教育・保育を更に充実させるため、(仮称)すみれ保育園に併設される研修施設を活用した専門研修なども含め、公民の幼児教育・保育に関わる職員の人材育成手法について、現在、庁内において議論を重ねているところでございます。
次に、「子どもに係る通院医療費助成の拡大」についてでございます。
子どもの医療費助成につきましては、少子化対策や子育て支援を図る観点から実施をしておりますが、この内、入院に係る助成につきましては、平成25年10月に中学校卒業までの児童・生徒を対象として無償化する助成拡大を行い、今日まで継続的に実施しているところでございます。
一方、通院に係る助成につきましては、現在のところ小学校就学前までとなっており、子育て支援策の充実の観点から一層の制度充実を望む市民の声もお聴きしており、先の6月議会において、市議会の総意として、「子どもに係る通院医療費助成に関する要望書」のご提出をいただいたところでございます。
そうした中で、今日まで、本市の財政状況や近隣市の動向等を勘案し、検討を進めて参りました。
その結果、令和2年10月から小学3年生までを対象とし、通院に係る助成を拡大して参りたいと考えております。
詳細につきましては、本議会においてご協議賜りたいと存じます。
今後におきましても、更なる子育て支援の充実を目指し、福祉の増進に努めてまいります。
次に、「新庁舎整備」について申し上げます。
新庁舎整備につきましては、8月の基本設計業者決定後、職員の意見を反映するなか、市民の皆様や議員の皆様とご議論させていただくベースとなる平面プランの作成を進めてきたところであり、先の11月25日の公共施設調査特別委員会において、ご協議を賜ったところです。
なお、令和2年度中にDB事業者との契約を行い、実施設計業務に着手するために、今年度末までの基本設計の素案の取りまとめが必要と考えており、今後、今年度末までの素案とりまとめに向け、議会の皆さまと協議を重ねて参りたいと考えております。何卒、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
また、並行して市民ワークショップ等も開催し、市民の皆様の声も反映するなか、基本設計業務を進めて参ります。
次に、「令和2年度予算編成について」でございます。
去る10月17日に、令和2年度予算編成方針を通達し、11月20日には、各部局から新年度の予算要求書の提出を受け、予算編成に向けた事務がスタートしたところです。
令和2年度予算については、会計年度任用職員制度や消費税率改正の影響を勘案し、各部局が要求する一般財源総額について、令和元年度当初予算を上限とする中、複雑・多様化する行政需要の増加に対応するため、既存事業の効果検証を十分に行い効率化・スリム化・スクラップやICT化をはじめとする働き方改革を推進するとともに、補助金等の積極的な活用など財源確保にもしっかりと取り組み、選択と集中の理念のもと、『50周年を契機とした住みやすさと活力の進化』を図る予算編成を進めてまいります。
以上、当面する諸課題等についての考えとさせていただきます。
それでは、ただいま上程いただきました予算案件7件、条例案件10件、その他案件5件、の計22件について提案理由をご説明申し上げます。
併せて、報告案件4件を送付させていただいておりますのでよろしくお願いいたします。
まず、議第63号は、令和元年度守山市一般会計補正予算(第5号)で、歳入歳出それぞれに9千7百56万9千円を追加し、補正後の予算総額を296億4千7百71万2千円とするものでございます。
衛生費のうち清掃費につきまして、先ほど申し上げましたとおり、交流拠点施設において薬液注入による地盤改良工事を実施するための工事費の追加をお願いするものでございます。
また目的毎に計上しております職員人件費につきまして、人事院勧告を受け、本市の特別職ならびに一般職の職員および教育公務員の給与改定による職員給与費等の補正ならびに人事異動によります人件費の精査に伴う補正を行うものであり、あわせて特別会計に計上しております職員人件費にかかる一般会計繰出金の精査に伴う補正をお願いするものでございます。
また、議第64号、議第65号及び議第66号は、国民健康保険、介護保険、後期高齢者医療事業に係る特別会計につきまして、一般会計と同様の理由により、それぞれ職員人件費の精査等に伴う補正を行うものでございます。
また、関連する条例案件といたしまして、議第71号、議第72号、及び議第73号は、人事院勧告を受け、国家公務員の給与制度が見直されたことに準じ、所要の条例改正を行うものでございます。
以上、申し上げました議第63号から議第66号までの予算案件、および議第71号から議第73号の条例案件につきましては、工事の入札公告および期末手当等の支給の関係から本日初日での議決をお願いするものでございます。
次に、議第67号は、令和元年度守山市一般会計補正予算(第6号)で、歳入歳出それぞれに6億5千2百32万3千円を追加し、補正後の予算総額を303億3万5千円とするものです。
その主なものについてご説明を申し上げます。
まず、総務費関係では、職員の育児休業等に伴います嘱託職員・臨時職員にかかる報酬・賃金等の精査、来年5月28日に予定されます東京オリンピック・パラリンピックの聖火リレーにかかる警備経費を県が一括発注するための負担金、自治会が取り組まれます自治会集会所改修にかかる補助金の増額等の補正をお願いするものでございます。
次に、民生費関係でございます。
社会福祉費では、前年度の実績に基づく障害者自立支援事業や子ども・子育て支援などの国庫負担金等の返還金、また障害者の自立支援給付費や、乳幼児や重度心身障害者(児)、母子家庭等にかかる福祉医療費助成金、特別障害者手当等給付費につきまして、対象者の増加等により増額の補正をお願いするものでございます。
児童福祉費では、「ほほえみセンター」の空調設備改修にかかる工事費、また、児童福祉法に基づく障害児通所サービス給付費については、放課後等デイサービス利用者の増加等により給付費に不足が生じることから増額の補正をお願いするものでございます。
さらに、生活保護費では、対象者の高齢化、急迫保護の増加により、生活扶助や医療扶助等の増額補正をお願いするものでございます。
次に、衛生費関係でございます。
保健衛生費では、すこやかセンターにかかる修繕費の増額および受診者数の増加による歯周病検診業務委託料の増額の補正をお願いするものです。
次に、商工費でございます。
リチウムイオン電池の主要部品であるセパレーターの製造工場を増設されました旭化成株式会社、および、マリオットホテルにリブランド化し、施設改修されました森トラスト株式会社に対し、企業立地促進条例に基づく立地促進奨励金および雇用促進奨励金を交付するための費用の補正をお願いするものです。
次に、土木費関係でございます。
県工事負担金につきまして、県道片岡栗東線事業の大幅な進捗によりまして、本市負担金の増額をお願いするとともに、新守山川改修事業の進捗に伴い、先行取得しております土地取得特別会計からの用地買戻しの補正をお願いするものです。
次に、消防費関係でございます。
湖南広域行政事務組合の消防費負担金につきまして、負担金の算定基礎としております本年度地方交付税にかかる基準財政需要額が確定し、本市負担が増加することとなりましたことから、増額補正をお願いするものです。
次に、教育費関係でございます。
教育総務費では、小中学校ICT環境整備に伴う外部データセンターとの通信回線使用にかかる通信費等の増額、また小学校少人数学級対応事業において市費嘱託教員が確保できず、大規模校加配教員で対応したことに伴う嘱託報酬等の減額および加配教員賃金等の増額の補正をお願いするものです。
小学校費では、児童の増加によりグラウンドが狭あいとなっております守山小学校敷地につきまして、グラウンド拡張に向けた設計費、教職員の駐車場移設にかかる用地購入費等にかかる増額補正をお願いするものです。
中学校費では、就学援助費について新入学にかかる対象生徒の増加に伴い増額の補正をお願いするものです。
社会教育費では、大庄屋諏訪家屋敷におきまして駐車場を拡張し利便性を高めるための用地購入費、通話切れなどの不具合が発生しております市民ホールの電話設備の改修工事費、休日に多くの来館者があります図書館につきまして駐車場誘導にかかる警備経費および夏季の空調使用が当初の見込みを上回ることによる光熱水費についての増額補正をお願いするものです。
次に、債務負担行為の補正でございます。
次年度以降の事務ならびに事業推進のための準備行為として、全体で12事業の債務負担行為の補正をお願いするものです。
その内訳としては、来年度以降の業務などの実施にかかるものが5件、公の施設の指定管理者の指定にかかるものが4件のほか、令和2年6月までの策定が求められる国土強靭化地域計画の策定経費、令和2年5月28日に実施される東京2020オリンピック聖火リレーにかかるイベント開催等の業務経費、4年間で分割交付いたします立地促進奨励金の後年度負担分についてお願いするものでございます。
以上が、一般会計の補正の主なものでございます。
次に、議第68号は、令和元年度守山市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)で歳入歳出それぞれに2百50万円を追加し、補正後の予算総額を67億5千1百31万6千円とするものです。
過年度に遡及しての国民健康保険からの脱退が重なったことにより国保税の還付が多額となり、今後の予算不足が見込まれることから、還付金の補正をお願いするものです。
次に、議第69号は、令和元年度守山市介護保険特別会計補正予算(第3号)で歳入歳出それぞれに2百10万1千円を追加し、補正後の予算総額を53億2千55百61万9千円とするものです。
総務費では、地域密着型サービス運営委員会につきまして、サービス事業者の公募に際し、応募がなく再公募手続きが必要となったことから、事業者選定等を行うための追加開催経費をお願いするものです。
また、地域支援事業費では、認知症高齢者等の増加に伴い利用を促進する成年後見人制度について、後見人への報酬助成が当初見込みを上回ることから増額をお願いするものです。
続きまして、条例案件について、ご説明申し上げます。
まず、議第70号の「守山市事務分掌条例の一部を改正する条例案」につきましては、部の所掌事務を再編するに伴い、総合政策部の事務分掌から「交通対策」に関する部分を削り、「交通安全」に関する事務を加え、都市経済部の事務分掌に「公共交通政策」に関する事務を加えるものでございます。
次に、議第74号につきましては、「成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律」の施行に伴い、引用条項ずれの改正を行うものでございます。
次に、議第75号の「守山市使用料および手数料条例の一部を改正する条例案」につきましては、従来、無料としておりました速野会館における電気自動車の急速充電器の使用料を定めようとするものでございます。
次に、議第76号につきましては、「守山市特定教育・保育施設および特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案」につきましては、「子ども・子育て支援法」の関係法令の改正内容の一部に誤りがあったことから、必要な改正を行うものでございます。
次に、議第77号の「災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例案」につきましては、「災害弔慰金の支給等に関する法律」の一部が改正されたことに伴い、必要な改正を行おうとするものでございます。
次に、議第78号の「守山市景観条例の一部を改正する条例案」につきましては、「のどかな田園都市」に相応しい良好な景観形成をより一層促進する観点から、守山市景観計画の見直しに併せて、届出対象行為を拡大するとともに、都市計画審議会での審議が多岐に渡っていること、また、今後、景観に係る技術的な審議が一層必要になることを踏まえ、景観に係る審議を都市計画審議会から切り離し、新たに景観審議会を設置するものでございます。
次に、議第79号の「守山市水道事業給水条例の一部を改正する条例案」につきましては、水道法の一部が改正され、指定給水装置工事事業者制度に5年ごとの更新制度が導入されたことに伴い、その更新手数料を定めるものでございます。
次に、議第80号から議第83号までの4件につきましては、いずれも公の施設の指定管理者の指定について、去る10月29日に開催いたしました指定管理者候補者選定委員会において、その候補者を選定いただきましたことから、地方自治法の規定に基づき、議決を求めるものでございます。
次に、議第84号は、市道26路線の認定および1路線の廃止につきまして、議決を求めるものでございます。
最後に、報告第16号から報告第19号につきましては、委任専決処分をしたことにつきまして、地方自治法の規定に基づき、報告をさせていただくものでございます。
以上、本日提出をさせていただきました案件につきましての提案理由とさせていただきます。
何卒十分なご審議をいただきまして、しかるべきご賛同を賜りますよう、よろしくお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
ありがとうございました。
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