建設候補地の選定

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ページ番号1001944  更新日 令和5年7月26日

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新しい環境施設の建設候補地について

「現環境センター敷地」を新しい環境施設の建設候補地とすることとしました。今後、地域の皆さまのご理解を得られるよう庁内一丸となって取り組みます。

環境センターは、市民の日々の生活から発生するごみを処理する施設として、市民生活にとって必要不可欠な施設です。

昭和60年にごみ焼却焼却施設、昭和61年に粗大ごみ処理施設の稼働をはじめて以来、今日まで約30年という長きにわたり守山市民全体のごみを安定的に処理できましたことは、地元自治会(今浜・水保・立田・幸津川)の皆さまや多くの関係者の皆さまの深いご理解とご協力の賜物であり、あらためて深く感謝申し上げます。

環境センターの老朽化への対応につきましては、平成25年6月の守山市議会定例会において、「環境施設の更新が最善であると判断した」旨表明し、市民全体で考えるべき重要な課題であるとの認識のもと、平成25年7月に環境施設対策市民会議を立ち上げ、さらに、議会においても環境施設対策特別委員会を設置いただき、「環境施設の更新」に向けた議論を重ねてきました。

このたび、地域の皆さまには環境センターの運営について30年間にわたりご理解ご協力を賜っておりますが、苦渋の決断として、「現環境センター敷地」を新しい環境施設の建設候補地とし、今後、地域の皆さまのご理解が得られるよう、誠心誠意、説明を行い、取り組むことを平成26年7月の臨時議会で表明しました。

環境施設の更新に向けた取り組み経過

(1)本市のごみ処理を取り巻く状況の変化

滋賀県が平成13年度から守山市を含む県南部5市(大津市・草津市・守山市・栗東市・野洲市)のごみ処理広域計画を旧志賀町栗原地先で進められましたが、平成20年2月に県が当計画の中止を表明されました。

その後、県から守山市と野洲市の2市でのごみ処理広域計画が示されましたが、平成21年8月に野洲市が単独でのごみ処理を決定されたことから、守山市単独での環境施設の継続運営が必要となりました。

(2)「施設の更新で行くべきか」、「長寿命化のための大規模改修で行くべきか」の検討

平成24年11月に環境施設対策推進本部を立ち上げ、「施設の更新で行くべきか」、「長寿命化のための大規模改修で行くべきか」について、総合的な観点から検討を重ね、環境施設の更新が最善であると判断しました。

(3)市民全体での検討

これまで「市民会議」を5回開催し、また、「議会」での議論を踏まえ、新しい施設に関する「施設整備に係る基本方針」や「建設場所の選定の考え方」などを取りまとめました。

施設整備に係る基本方針

  • 方針1:安全・安心で安定した稼働ができる施設
  • 方針2:環境に最大限配慮した施設
  • 方針3:市民に愛され、地域の活性化に資する施設
  • 方針4:エネルギーと資源の有効活用を積極的に推進する施設
  • 方針5:経済性に優れた施設

建設場所の選定の考え方

建設場所の選定は、市内全地域を対象に、法律、条例などの適合、必要な敷地面積などを前提条件とするなか、一次選定(土地利用規制などとの整合)、二次選定(生活環境の保全、農地法などの整合)などの選定基準を定め、段階的に建設候補地の比較検討をするなか、3箇所の建設候補地の絞り込みを行いました。

写真:市民会議・視察の状況1

写真:市民会議・視察の状況2

環境施設の建設候補地について

環境センターは操業から30年近くが経過し、この間、市民の皆さまのごみ減量の取り組みを得るなか、随時補修を重ねながら安定稼働に努めてきました。
老朽化が進む環境センターの操業が一時でも停止すると、その間、ごみ処理は全く出来なくなります。
仮に、外部にごみ処理をお願いできたとしても、継続して多額の費用を要することになり、子育てや高齢福祉などの市民生活全般に大きな影響を与えることとなります。
環境施設を稼働するまでには、生活環境影響調査や施設整備に係る法的手続き、施設建設工事などに通常7~10年程度の時間を要することから、現施設の現状を考えると一刻も早く、計画性を持って施設の更新を行わなければなりません。

こうしたことを踏まえ、絞り込んだ3箇所について、さらなる比較評価として、生活環境の保全、文化財、都市計画決定の手続き、農業振興、社会基盤整備、ごみ処理関連施設との連携、地域活性化・雇用創出、経済性・用地取得の容易性の観点から、総合的評価を行い、最終的に、特に、

  • ごみ処理という市民生活を支える最重要の施設の運営継続を確実に行わなければならないこと。(確実性)
  • 更新に向けて速やかに着実に手続きを進める必要があり、新たな用地取得やインフラ整備などが必要な場合には、想定以上の時間を要する可能性があること。(着実性)
  • 環境施設の付帯施設として、例えば温水プールやスポーツ施設などを整備することにより、おうみんち、地球市民の森、美崎公園、フルーツランドなどの既存施設との相乗効果を発揮し、周辺地域全体の活性化と地域課題の解決に大きく繋がること。(発展性)

などの重要性に鑑み、地域の皆さまのお気持ちは重々承知致しているところですが、苦渋の決断として、「現環境センター敷地」を新しい環境施設の建設候補地とすることとしました。「現環境センター敷地」を新しい環境施設の建設地とすることについて、30年間にわたりご理解ご協力を賜りました地域にもう一度お願いをし、ご理解をいただくことは並大抵ではないと考えております。

「環境施設」は、一日たりとも止められない、市民生活に必要不可欠な施設であることから、現在の施設の状況を勘案すると、早期に地域の皆さまのご理解をいただくことが肝要であります。

このため、今後、周辺住民に皆さまのお気持ちを大切にしながら、「現環境センター敷地」を新しい環境施設の建設地とすることについて、地域のご理解が得られるよう、誠心誠意、説明を行い、取り組んでまいります。

環境施設の更新に向けた今後の取り組み

環境施設の更新にあたっては、現在市が定めている自主公害防止基準よりも更に厳しい基準を設けるとともに、最先端の環境技術を導入し、限りなく環境負荷の低減を図り、「安全、安心で安定した稼働ができる施設」として整備を進めます。

また、付帯施設については、例えば余熱を利用した温水プールやスポーツ施設などを整備し、周辺の地域資源と連携した「地域づくりに貢献する施設」(仮称:「環境の森」)として、地域全体の活性化とバスなどの公共交通の充実などの地域課題の解決につながるよう、地域の新しい魅力づくりに取り組んでまいる所存です。

今後、付帯施設の具体的な整備内容、人口確保を含めた地域の活性化策、さらに地域課題の解決について、地元の皆さまの思いをしっかりとお伺いし、それを真摯に受け止め、部局横断で取り組みます。

環境センターは市民生活に欠かすことのできない重要な施設です。これまで以上に市民一人一人が自らの問題として受けとめ、広くごみに対する知識を深め、市民全体でごみの減量化・再資源化を実践することで、この課題解決に向けて取り組んでまいりますので皆さまのご理解ご協力をお願いします。

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このページに関するお問い合わせ

守山市 環境生活部 環境センター 運営管理係
〒524-8585 滋賀県守山市環境学習宣言都市宣言記念公園1番地2
電話番号:077-599-6206 ファクス番号:077-599-6207
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。