守山市下水道事業の令和5年度下半期の業務状況

守山市下水道事業の令和5年度下半期の業務状況を公表します

事業の概況

　当期（令和5年度下半期）も「公共下水道事業第9期経営計画（経営戦略）」に定める基本方針「安全で持続可能な下水道サービスの提供」の下、より少ない経費で・より長く・より効率的かつ安定的に施設を運営するべく、計画的に事業を進めました。

　まず、ストックマネジメント事業として、計画に基づく管路やマンホール蓋の点検・更新、速野ポンプ場電気機械設備やマンホールポンプの更新を行うとともに、不明水対策として、下水道管TVカメラ調査および管渠補修工事を行いました。また、総合地震対策事業としては、美崎工区の圧送管布設替工事舗装本復旧工事を実施したほか、次期下水道総合地震対策事業計画の方向性を整理しました。当期に完成した主な工事は、下表のとおりです。

　なお、年間総排水量は10,760,158立方メートル（当期総排水量5,359,164立方メートル）となり前年度と比べ398,786立方メートル（3.6％）減少、年間有収水量は9,819,402立方メートル（当期有収水量4,915,794立方メートル）となり前年度と比べ122,803立方メートル（1.2％）減少しました。

　今後も経営状況を注視するなか、引き続き業務の合理化、経営の健全化に努めてまいります。

 

当期に完成した主な工事（請負額1,000万円以上）

経理の状況

　当期の収益的収支は、収益において、下水道使用料収益で前年度同期と比べ1億4,844万円（25.3％）増加、雨水処理負担金で3,285万円（201.2％）増加、長期前受金戻入で3,216万円（17.0％）増加したこと等により、収入全体としては、2億6,402万円（33.3％）増加し、10億5,769万円となりました。

　また、費用において、特別損失で4,799万円（皆減）減少した一方、減価償却費で1億1,496万円（23.4％）増加、支払利息で2,026万円（23.6％）増加したこと等により、費用全体としては、1億1,440万円（9.9％）増加し、12億7,569万円となりました。

　令和5年度は、上半期で1億6,130万円（41.8％）減少し2億2,474万円の純利益、当期で1億4,962万円（40.7％）増加し2億1,800万円の純損失となったことで、令和5年度決算は1,168万円（42.3％）減少し674万円の純利益となる見込みです。

借入金の状況

　当期は、借入金（地方債）の定期償還を行うとともに、4億6,280万円借入れを行い、年度末残高は106億7,145万円で、前年度に比べ7億2,365万円（6.4％）の減となりました。

令和5年度下水道事業損益計算書

（令和5年4月1日から令和6年3月31日まで）（単位：万円）

	上半期	下半期	累計額
1営業収益	81,205	78,922	160,127
（1）下水道使用料収益	72,974	73,623	146,597
（2）雨水処理負担金	8,200	4,917	13,117
（3）受託事業収益	0	357	357
（4）その他営業収益	31	25	56
2営業費用	81,760	116,248	198,008
（1）汚水管渠費	976	7,380	8,356
（2）雨水管渠費	412	4,020	4,432
（3）流域下水道維持管理負担金	16,076	30,746	46,822
（4）ポンプ場費	2,052	4,341	6,393
（5）受託事業費	91	443	534
（6）総係費	1,371	6,446	7,817
（7）減価償却費	60,782	60,681	121,463
（8）資産減耗費	0	2,191	2,191
（9）その他営業費用	0	0	0
営業利益(営業損失)	-555	-37,326	‐37,881
3営業外収益	28,107	25,555	53,662
（1）受取利息および配当金	0	0	0
（2）他会計負担金	6,700	937	7,637
（3）他会計補助金	0	183	183
（4）国県補助金	0	1,969	1,969
（5）長期前受金戻入	21,242	22,088	43,330
（6）雑収益	165	378	543
4営業外費用	5,078	11,322	16,400
（1）支払利息	4,987	10,597	15,584
（2）雑支出	91	725	816
営業外利益	23,029	14,233	37,262
経常利益(経常損失)	22,474	-23,093	-619
5特別利益	0	1,293	1,293
6特別損失	0	0	0
当期純利益(純損失)	22,474	-21,800	674