令和7年守山市議会9月定例月会議提案理由

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ページ番号1013447  更新日 令和7年9月1日

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皆様、おはようございます。

議員各位におかれましては、公私ともご多用の中、ご健勝にてご参会を賜り、本日(令和7年9月1日)ここに、令和7年守山市議会9月定例月会議が滞りなく開会の運びに至りましたこと、心からお喜び申し上げます。

まず始めに、本市職員が不同意性交等の容疑で逮捕・起訴された事案について、8月22日付けで免職の懲戒処分といたしました。

全体の奉仕者たる市職員がこのような事案を起こしたことは誠に遺憾であり、被害に遭われた方に心より深くお詫び申し上げますとともに、市民の皆さまの信頼を損なう結果となりましたことを深くお詫び申し上げます。今回の事案を厳粛に受け止め、職務の内外を問わず、公務員としての自覚を促すとともに、より一層の公務員倫理の遵守と服務規律の徹底を図る中で、信頼回復に努めてまいります。

さて、本日、定例月会議に提出させて頂きました案件は、認定案件9件、予算案件6件、条例案件5件、人事案件1件、その他案件1件、諮問案件2件の計24件とともに、報告案件3件でございます。

それでは、提案理由の説明に先立ちまして、この場をお借りして、諸般の報告ならびに当面の諸課題等について申し上げます。

1 諸般の報告

先月(令和7年8月)、8月15日の終戦記念日をもって、戦後80年という大きな節目を迎えました。

本市では、8月6日に「平和を誓うつどい」を開催し、議員各位、自治会長、各種団体、小中学校代表の皆様など総勢250人の方々が見守る中、つどいの式内で、戦没者等への追悼と恒久平和の祈念を目的とした「戦後80年平和持続祈念碑」の除幕を執り行い、お披露目させていただきました。

この祈念碑を通して、戦争の悲惨さと平和の尊さを学び続け、今日の平和を次世代にしっかりと引き継げるよう不断の努力を続けてまいります。

また、7月26日には、「もりやま夏まつり」が盛大に開催されました。

当日は、守山駅西口ロータリーと泉町交差点にそれぞれ特設ステージが設けられる中、125店舗もの模擬店等が通りに並び、約8万人を超える方々にご来場いただきました。

特に、今年(令和7年)は「守山音頭」が実に24年ぶりに復活し、多くの方に懐かしい踊りを楽しんでいただけたと思います。

昨年度(令和6年度)に引き続き、万全の準備と安全対策を徹底する中で、大きなトラブルなく夏まつりを開催いただいたほか、学生や地域企業等のボランティアによるゴミ拾いや、出店者による翌朝清掃など、多くの方々の参画により、「もりやま夏まつり」が作り上げられたことは大変喜ばしい限りであり、実行委員会の皆様をはじめ、協賛いただきました企業・事業所、また、関係者の皆様に心より感謝を申し上げます。

7月27日には「滋賀県消防操法訓練大会」に本市消防団代表の速野分団が出場されました。猛暑の中、約2か月間にわたって早朝訓練を重ねられ、見事、小型ポンプの部で準優勝を果たされました。この入賞により、本市の消防団としては、12大会連続入賞の快挙となります。また、10月28日の「全国女性消防操法大会」の出場が決定している守山サンレディース分団(MSL分団)が、軽可搬ポンプ操法を軽快に披露され、会場を盛り上げてくれました。

消防団の皆様におかれては、地域防災の要として、日夜献身的なご尽力をされていることに対し、改めて敬意と感謝を申し上げます。

また、この夏、子ども達がスポーツや文化の分野で大いに活躍してくれました。

小学生では、個人でバドミントン、空手、体操の選手が、団体ではバドミントンの「FANATIC(ファナティック)」、軟式野球では立入が丘ジュニアスキッパーズ、玉津少年野球部、河西ジュニアーズの3チームが全国大会に出場されました。

また、中学生では、個人で体操とサイクルフィギュアの選手が、団体では、剣道の守山剣友会、硬式野球では守山リトルシニア、弓道のルシオール守山弓道クラブから滋賀県選抜として全国大会に出場されました。

また、8月に開催された近畿中学校総合体育大会において守山南中学校の男子ソフトボールが3位、守山中学校の柔道男子個人で3位、剣道男子個人でベスト16位、守山北中学校の陸上女子400メートルリレーで6位、明富中学校の陸上女子800メートルで 3位となり、そのほか個人種目および団体種目においても、素晴らしい成績を残されたところです。さらに、守山南中学校の男子ソフトボール、守山中学校の柔道男子個人と剣道男子個人が、それぞれ全国大会の出場を果たされました。

また、吹奏楽では、滋賀県コンクールで、守山北中学校・明富中学校・立命館守山中学校・県立守山中学校が金賞を受賞し、県代表には、守山北・立命館守山・県立守山の 3校が選ばれ、8月に開催された関西コンクールへ出場されました。昨年度に引き続き、滋賀県代表の3校すべてが守山の中学校であり、まさに「吹奏楽のまち」守山を実感したところです。今後におきましても、子ども達の多様な分野の活躍を応援してまいります。

本日9月1日で、国スポの総合開会式まであと27日、障スポは54日となり、いよいよ、「わた SHIGA 輝く国スポ・障スポ」が盛大に開催されます。

そうした中、7月5日には、本市開催のデモンストレーションスポーツの「還暦軟式野球」を守山市民球場において開催しました。

一般の部では、県内の60歳以上の軟式野球4チームと市立の4中学校野球部が試合を行いました。中学生は還暦を迎えられた選手の胸を借りて、生き生きとプレーをしていました。また、交流の部として、一般向けに実施した「ホームラン競争」では、164人が参加し、小学生から還暦の選手までの5人が見事なホームランを放ちました。また、7月21日には、市民体育館で「ミックスバレーボール」を開催しました。一般の部・エンジョイの部あわせて22の男女混合チームが参加され、10代から60代の幅広い選手が活躍し、素晴らしいプレーが見られました。監督、選手、役員、観覧者を含めデモンストレーションスポーツにおいては合わせて約800人にご来場いただき、年齢や性別を問わず、競技を楽しんでいただきました。

8月23日、24日には、公開競技である「エアロビック」を市民体育館で開催し、前回大会を上回る多くの選手にご参加いただきました。

開催まであと僅かとなりますが、国スポ正式競技であるバレーボール(少年女子)、ソフトボール(少年女子)、サッカー(少年男子)、軟式野球(成年男子)の4競技、また、障スポ正式競技のサッカー(知的障害)とオープン競技のゴールボールの2競技が滞りなく開催できるよう、また、来場者皆様に心を込めた最高の“ おもてなし” をお届けできるよう、しっかりと準備を進めてまいります。

次に、学校および教育施設の整備状況についてですが、まず、中学校体育館の空調整備について、守山中学校については、予防改修とともに空調整備を実施しており、現在、仮設足場の設置が完了し、順次屋根および外壁から改修工事を進め、令和8年2月末の完成を目指してまいります。

守山南、守山北、明富中学校の3校については、11月の施工に向け、請負業者による現地調査や空調機器の発注が進められており、令和8年1月末の完成を目指して、順調に進めております。

また、速野小学校の長寿命化改修工事については、先行していた仮設校舎の完成にあわせて、校舎からの引っ越しを7月に終えています。夏休みからは、解体など音の出る作業に取り掛かり、工程どおり進めております。9月からは、本格的に校舎の改修を進め、令和8年3月中旬の完成を予定しております。

次に、小中学校プール集約化については、8月7日の設計者選定に係るプロポーザルにより設計者を決定し、8月29日に契約を締結したところです。今後、令和8年9月末まで基本・実施設計を進め、令和10年5月には屋内プールの供用開始を目指してまいります。

また、守山市民ホールの大規模改修については、去る6月30日に設計者選定の公開プレゼンテーションを実施し、多くの方に傍聴いただきました。その後、7月17日に決定業者と契約を締結し、現在、工事費に大きく影響する建物の劣化状況等の調査を進めております。

改修工事により、令和9年4月から市民ホールを休館しますが、引き続き、文化事業が継続できるよう、ホールを拠点に活動する団体の対応や、指定管理の事業内容について検討を進めてまいります。

2 提案理由

それでは、上程いただきました案件について、その提案理由をご説明申し上げます。まず、認定第1号から認定第9号までは、令和6年度の一般会計はじめ各特別会計、企業会計の決算の認定をお願いするものです。

全ての会計において黒字決算であり、また、予定した事業について概ね計画的な執行が図れたものと考えております。各会計の決算概要については、後ほど各担当部長から説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

また、各決算の認定にあたりましては、監査委員からご意見を賜っており、そのご意見を十分尊重させていただく中、今後の市政運営ならびに公営企業の健全経営に反映させてまいります。

続きまして、予算案件でございます。

議第46号は、令和7年度守山市一般会計補正予算(第4号)で、歳入、歳出それぞれに2億4, 233万円を追加し、補正後の予算総額を370億956万1千円とするものです。

主なものとして、民生費では、昨年度(令和6年度)に支給した定額減税に伴う当初調整給付金において、その支給額に不足が生じる場合の追加給付を今年度(令和7年度)当初予算にて措置しておりましたが、確定した税情報をもとに支給対象者の抽出および支給額を試算したところ、当初見込みより対象者数が増加したため不足する給付金等の増額の補正のほか、市内の民間介護施設の老朽化に伴う施設修繕について、先般、国の補助採択を得られましたので、係る整備補助の補正をお願いするものです。

なお、この議第46号については、対象者への速やかな給付や、早期に介護施設の改修に取り掛かれるよう、本日(令和7年9月1日)初日での議決をお願い申し上げます。

議第47号は、令和7年度守山市一般会計補正予算(第5号)で、歳入、歳出それぞれに5億31万2千円を追加し、補正後の予算総額を375億987万3千円とするものです。主なものとして、衛生費では、2050年の脱炭素社会の実現に向け、今年度実施して いる家庭や事業者を対象とする再エネ・省エネ設備導入補助金において、申込開始以降、多くの方のご利用があり、引き続き、国の物価高騰対策の交付金を活用する中、当該補助金の増額の補正をお願いするものです。

農水産業費では、突発的な修繕等が発生した農業生産基盤整備への補助金の増額をお願いするほか、物価高騰で厳しい農業経営を支援するため、国の物価高騰対策の交付金を活用し、農業用燃油等価格高騰対策支援事業補助金等の補正をお願いするものです。

土木費では、自治会要望等による道路舗装修繕や交通安全施設のほか、一般市道改良事業および通学路安全対策事業による整備費等、また、市内の里中河川の改修費や、都市計画道路である大門野尻線の整備費等の増額についてお願いするものです。

教育費では、守山小学校敷地の一部において、これまで民間所有地を賃借しておりましたが、先般、相手方より市への売却意向を示されたことから、当該土地購入費の補正のほか、小・中学校給食におけるお米や野菜等の食材費が、当初想定より高騰しており、これまでどおりの栄養バランスを保った給食を提供すべく、国の物価高騰対策の交付金を活用し、不足する食材費の増額の補正等をお願いするものです。

次に、債務負担行為の補正について、次年度(令和8年度)以降の事務ならびに事業推進のための準備行為として、債務負担行為に係る補正の追加8事業をお願いするものです。

以上が、今回、一般会計にて補正をお願いする主な事業概要でございます。

次に、議第48号は、令和7年度守山市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)で、来年(令和8年)4月より始まる「子ども・子育て支援金制度」に対応するため、システム改修に係る経費の補正のほか、県から交付される保険給付費の交付金等について、保険給付費等の実績に基づき、精算を行うための返還金の補正および次年度(令和8年度)の特定健康診査受診率向上事業の準備行為として、債務負担行為の補正をお願いするものです。

議第49号は、令和7年度守山市下水道事業会計補正予算(第1号) で、下水道管路の破損に起因する道路陥没事故を受け、国より同種事故の未然防止を目的とした全国特別重点調査の実施要請に基づき、対象となる雨水幹線管路の調査に係る補正をお願いするものです。

議第50号は、令和7年度守山市介護保険特別会計補正予算( 第1号) で、保険事業勘定において、実績に基づき、国・県・支払基金の介護給付費負担金等の超過分の返還金の補正をお願いするものです。

議第51号は、令和7年度守山市後期高齢者医療事業特別会計補正予算( 第1号)で、国民健康保険特別会計と同様、「子ども・子育て支援金制度」に対応するため、システム改修に係る経費の補正をお願いするものです。

続きまして、条例案件でございます。

議第52号は、昨今の物価高騰を踏まえて、公職選挙法施行令の改正により、選挙運動経費の公費負担限度額が引き上げられたことに伴い、本市の市議会議員および市長選挙の選挙運動に係る諸経費について必要な改正を行うものです。

議第53号は、環境学習都市宣言記念公園に少年サッカー場および多目的グラウンドを整備し、市民の利用に供するため、必要な改正を行うものです。

議第54号は、守山市消防団中洲分団車庫詰所の新築工事による移設に伴い、住所が変更となることから必要な改正を行うものです。

議第55号は、今市町地区地区計画を定めることに伴い、当該地区整備計画で定めている建築物に関する制限について、その実効性を担保するため、必要な改正を行おうとするものです。

議第56号は、令和6年1月に発生した能登半島地震の復旧状況を受けて、管理者(市長)が指定する事業者等でないと実施できない給水装置および排水設備の工事について、災害時等には他の市町村長が指定した事業者等でも実施できるよう、必要な改正を行うものです。

次に、人事案件でございます。

議第57号は、守山市教育委員会委員の任命について、現委員である里内 緑(さとうちみどり)委員の任期がこの9月末日をもって満了となることから、後任に岩井知子(いわいともこ)さんを任命することについて、同意を求めるものです。

岩井さんは、昭和53年から永年にわたり県内小中学校教諭として奉職され、教頭および校長職を歴任されるとともに、退職後においても守山野洲少年センター所長や本市の特別支援教育推進員を務められるなど、教育分野において豊かな見識と幅広い視野をお持ちの方です。

岩井さんの任命については、教育行政はもとより市行政全般にわたり誠意をもって取り組んでいただけるものと思っており、適任であると考えております。

次に、その他の案件でございます。

議第58号は、契約の変更にあたり、地方自治法の規定に基づき、議会の議決を求めるものです。

大門野尻線道路整備工事に関して、JRアンダー部が令和6年度末に完了し、現在、スロープ部の築造工事を進めているところですが、土質に伴う施工方法の変更やインフレスライドの適用に伴い、工事金額に変更が生じることから、請負契約を2億9,030万 4,300円増額し、12億9,527万6,400円とする変更をお願いするものです。

なお、請負業者の株式会社三東工業社( さんとうこうぎょうしゃ) との仮契約については、8月8日付けで締結しております。

次に、諮問案件でございます。

諮問第5号および第6号は、人権擁護委員の推薦について、人権擁護委員法の規定に基づき意見を求めるものです。

諮問第5号は、現委員の寺田芳弘(てらだ よしひろ)委員の辞任に伴い、後任として、岡田敏夫(おかだ としお)さんを推薦することについて同意を求めるものです。岡田さんは、司法書士として高い倫理観を持って法的弱者への支援に取り組んでおられ、地域住民の信望も厚いことから適任と考えております。

諮問第6号は、現委員の西本麗子(にしもと れいこ)委員の任期が、この12月末日をもって満了となることから、再任の同意をお願いするものです。西本委員は人格・見識ともに高く、地域住民の信望も厚く、また人権擁護への造詣も深いことから適任と考えております。

以上、上程いただきました案件についての提案理由とさせていただきます。

なお、お許しを頂きまして、同じく送付をしております報告案件3件について、その要旨をご説明申し上げます。

まず、報告第13号は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づき、令和6年度の健全化判断比率等の報告を、報告第14号および第15号については、地方自治法の規定に基づき、一般財団法人守山野洲市民交流プラザおよび公益財団法人守山市文化体育振興事業団の令和6年度の決算について、報告するものです。

以上が報告案件となります。

何とぞ十分なご審議を頂きまして、しかるべき御賛同を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。

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