守山市水道事業の令和6年度決算と令和7年度上半期の業務状況

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ページ番号1013788  更新日 令和7年12月1日

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守山市水道事業の令和6年度決算および令和7年度上半期の業務状況

令和6年度決算状況

1 事業の概況

 「第2次守山市水道ビジョン(以下「ビジョン」という。)」の3年目となる令和6年度は、基本理念「いつでもおいしく飲める 未来につなぐ 守山の水」の下、市民に安全で安心な水を安定的に供給するべく、事業を展開しました。

 水質管理面では、立入水源地における四塩化炭素濃度の動向をはじめ、各種水質基準の定期的な検査を行い、その結果を市民に公表しました。

 施設管理面では、通常の維持管理の他、配水管更新計画や水道施設電気機械設備更新計画に基づき、管路・設備を計画的に更新するとともに、立入水源地の耐震化等に向けた基本設計に着手しました。

 経営面では、料金収入の減少や水道施設修繕業務や守山栗東線水道管撤去工事等経費の増加により、昨年度よりも約6,000万円少ない6,339万円の純利益となりました。給水件数の伸びの鈍化や節水機器の普及・高機能化により有収水量が伸び悩む一方、電気代等の経費が増加している状況にあります。また経常収支比率や料金回収率は3年連続でビジョンの計画値を下回りました。

 今後想定される人口減少や物価高騰、管路・施設の更新・耐震化加速への要請の高まりなど、今後の経営環境は厳しさを増す一方です。一層の経営努力と的確な分析・判断の下、安全・強靭・持続可能な水道づくりを目指します。

 

2 業務状況

 令和6年度末の給水人口は 85,901人で、前年度比 227人(0.3%)の増となりました。

 また、年間配水量は前年度比 141千立方メートル(1.5%)増の 9,713千立方メートル、給水量は前年度比 10千立方メートル(0.1%)減の 8,874千立方メートルとなりました。

 

3 財政収支

 事業の営業活動を表す収益的収支のうち、事業収益は前年度比2,674万円(1.8%)減の14億3,761万円(税込15億8,011万円)となりました。主な要因は、加入金が前年度比281万円増の5,098万円(税込5,607万円)となったものの、給水収益が前年度比141万円減の12億2,156万円(税込13億4,371円)となったこと、長期前受戻入が前年度比2,760万円減の1億108万円(税込1億108万円)となったことによるものです。

 事業費用は前年度比3,280万円(2.4%)増の13億7,422万円(税込14億6,044万円)となりました。主な要因は、配水および給水費が上水道施設修繕業務の材料代や量水器取替業務の増などにより前年 度比2,189万円増となったこと、原水および浄水費が電気代の増加などに伴い前年度比1,435万円増 となったことによるものです。

 以上により、純利益は前年度比5,953万円減の6,339万円となりました。 また、施設の整備状況等を表す資本的収支のうち、収入総額は、前年度比4,208万円増の4億6,038万円となりました。内訳は耐震化事業に係る国庫補助金5,310万円(不課税)、企業債3億4,750万円(不課税)、一般会計出資金5,310万円(不課税)です。

 支出額は、前年度比8,078万円増の9億4,333万円(税込)となり、収支不足額4億8,295万円(税込)は、 減債積立金、過年度損益勘定留保資金および当年度消費税資本的収支調整額で補てんしました。

4 建設改良事業

 管路の耐震化については、勝部浮気線(浮気工区)配水管耐震化改良工事、赤野井守山線(吉身三丁目工区他)配水管耐震化改良工事、勝部浮気線(勝部五丁目工区)配水管耐震化改良工事を延長978m施工しました。 その結果、本年度末の管路の耐震化率(口径75mm以上)は42.5%、そのうち基幹管路については、 54.5%となりました。 その他、河西ハイムタウン5号線配水管更新工事、片岡栗東線道路整備に伴う配水管移設工事などを実施しました。

 また、管路耐震化以外にも、水道施設電気機械整備更新計画に基づく石田配水場の電気設備更新工事などを実施しました。

令和7年度上半期の状況

1 事業の概況

 当期(令和7年度上半期)も「第2次守山市水道ビジョン」の基本理念「いつでも おいしく飲める 未来につなぐ 守山の水」の下、市民に安全で安心な水を安定的に供給するべく、事業を展開しました。

 まず、水質管理面では、立入水源地における四塩化炭素濃度の動向をはじめ、各種水質基準の定期的な検査を行い、その結果を市民に公表しました。施設管理面では、水源地および配水場の適正な運転管理を行いました。また、配水管更新計画に基づき、勝部浮気線(勝部六丁目工区)配水管耐震化改良工事を、水道施設電気機械設備更新計画に基づき、石田配水場電気設備更新工事を発注する等管路・設備の計画的な更新に向けた取り組みを進めました。

 なお、当期配水量は4,807,271立方メートルとなり前年度と比べ65,697立方メートル(1.3%)減少、当期有収水量は4,456,980立方メートルとなり前年度と比べ25,587立方メートル(0.5%)増加しました。

 下半期も経営状況を注視するなか、引き続き業務の合理化、経営の健全化に努めてまいります。

 

2 経理の状況

 当期の収益的収支は、収益において、前年度同期と比べ長期前受金戻入で816万円(16.8%)減少、加入金で868万円(34.8%)減少した一方で、受取利息および配当金が108万円(402.6%)増加したこと等により、収入全体としては、1,153万円(1.6%)減少し、6億9,419万円となりました。

 また、費用において、総係費で473万円(18.5%)増加したものの、減価償却費で920万円(5.0%)減少、配水および給水費が421万円(11.7%)減少したこと等により、費用全体としては、1,610万円(2.8%)減少し、5億5,289万円となりました。

 当期純利益は、1億4,130万円となっていますが、上半期よりも下半期に支出が集中するため、最終決算では上半期よりも純利益は減少する見込みです。

 

 

【令和7年度水道事業上半期損益計算書】

(令和7年4月1日から令和7年9月30日まで)(単位:万円)

  上半期
1営業収益 63,258
(1)給水収益 61,606
(2)受託工事収益 0
(3)その他営業収益

1,652

2営業費用 52,931
(1)原水および浄水費 29,049
(2)配水および給水費 3,167
(3)受託工事費 0
(4)総係費 3,033
(5)減価償却費 17,663
(6)資産減耗費 19
営業利益 10,327
3営業外収益 616
(1)受取利息および配当金 135
(2)加入金 1,626
(3)他会計補助金 0
(4)長期前受金戻入 4,050

(5)雑収益

350
4営業外費用 2,358
(1)支払利息 2,340
(2)雑支出 18
営業外利益

3,803

経常利益 14,130
5特別利益 0
6特別損失 0
当期純利益 14,130

このページに関するお問い合わせ

守山市 上下水道事業所 経営総務課 経営係
〒524-8585 滋賀県守山市吉身二丁目5番22号
電話番号:077-582-1136 ファクス番号:077-582-5780
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