令和5年守山市議会6月定例月会議提案理由

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ページ番号1006633  更新日 令和6年1月29日

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1 開会にあたっての提案理由

皆さま、おはようございます。

議員各位におかれましては、公私ともご多用の中、ご健勝にてご参会を賜り、本日(令和5年6月9日)ここに、令和5年守山市議会6月定例月会議が滞りなく開会の運びに至りましたことに対し、お喜び申し上げます。

また、去る5月23日(火曜日)には、小学生に議会のことを学び、親しんでもらう機会として、小学校6年生・議会学習会に物部小学校をお招き頂き、誠にありがとうございました。

物部小学校の先生方から、議員の皆様から丁寧な説明、質問に対する答弁等を頂き、特に議場においては議会を疑似体験するなど、とても有意義な学習活動の場となり、児童が充実した時間を過ごすことができたと報告を受けております。

当日にご対応頂きました議長、副議長はじめ議員の皆様に厚くお礼申し上げますとともに、今後も子どもたちに学びの機会を与えて頂ければ幸甚に存じます。

さて、本日、定例月会議に提出させて頂きました案件は、予算案件3件、条例案件6件、人事案件27件、その他案件4件の計40件でございます。あわせて、報告案件7件を送付させて頂いております。

提案理由のご説明を申し上げます前に、お許しを頂きまして、当面する諸課題等についての考えを述べさせて頂きたく存じますので、ご理解を賜りたいと存じます。

当面する諸課題等についての考え

待機児童対策

まず、保育園等における待機児童対策でございます。

本市の待機児童の状況でございますが、計画的にハード整備とソフト事業を進め、令和3年度に一旦解消したところですが、昨年度(令和4年度)、9人の待機児童が発生し、今年度(令和5年度)は、令和3年度まで減少していた0歳児数が昨年度から一転して増加に転じたこと、想定を上回る保育ニーズの低年齢化が進んだこと、また、保育士不足により定員までの受入に苦慮されている民間園が複数あること等により、1歳児と2歳児を中心に、82人の待機児童が発生しました。

このことにつきましては、保育を必要とされている多くの保護者の皆様のニーズにお応えできず、大変申し訳なく思っているところです。

また、令和5年度の保育園等の入所申込の状況でございますが、申し込み総数は、対前年度(令和4年度)比66人増の2,572人でございました。特に、1歳児の申込者数は、対前年度比61人増の459人と、低年齢児の申し込みが増加しております。

また、入所状況につきましては、保育園・こども園(長時部)では、対前年度比23人増の2,409人、幼稚園、こども園(短時部)では、対前年度比85人減の986人となっており、保育園等への就園傾向が年々高まっています。

そうした中、想定を大きく上回る待機児童が発生していることにつきましては、早急な対策が必要でありますことから、待機児童が多く発生している低年齢児に特化した保育施設の整備等のハード整備と、民間園の保育士確保等のソフト事業を組み合わせたあらゆる取組により、早急に対策を講じてまいります。

新型コロナウイルス感染症対応について

次に、新型コロナウイルス感染症についてでございます。

3月にマスクの着用が個人の判断とされたことに続き、5月8日には法律上の位置づけが「5類感染症」に移行され、感染対策についても個人の判断に委ねられることとなりました。

「令和5年春開始のワクチン接種」については、65歳以上の高齢者、重症化リスクの高い基礎疾患等のある方、医療従事者等を対象に、5月8日から守山野洲医師会のご協力を得る中、市内45の医療機関で個別接種にてスタートいたしております。

65歳以上の高齢者の方の接種状況は、6月6日時点で、29.9%となっており、希望される方が順調に接種を受けていただいている状況でございます。

また、9月以降には、初回接種を終えた5歳以上の全ての方が対象となる「令和5年秋開始接種」が予定されております。今後、国から示されます実施方針の詳細等を踏まえ、引き続き、安心してワクチン接種を受けていただける体制の整備を図ってまいりますとともに、手指消毒などの基本的な感染対策は行いつつ、これまで新型コロナにより制限を余儀なくされていた、さまざまな社会経済・文化活動を本格的に再開し、地域の活性化に向けて、議員の皆様をはじめ市内事業者や地域の皆様と共に取組を進めてまいりたいと考えております。

コロナ禍明けの各種イベントの開催等

このような中、市内中学校においては、守山南、守山北、明富の3中学校が4月末に九州方面へ2泊3日の修学旅行に行くことができました。今年(令和5年)の3年生は、小学校時に宿泊をともなう修学旅行を経験していないため、どの生徒も例年以上に楽しみにしており、貴重な体験をすることができました。なお、市立守山中学校は8月末に、同じく九州方面の修学旅行を予定しております。

また、好天に恵まれたゴールデンウイーク期間中には、市内各地で様々な伝統行事が行われました。下新川神社では、ユネスコ無形文化遺産「風流踊」の一つである「近江のケンケト祭り長刀振り」が、すし切り神事に続いて披露され、馬路石邊神社の「豊年踊り」では、煌びやかな衣装に身を包んだ子どもたちが豊作を願い踊りました。

5月21日には第12回を迎えました「ルシオール アート キッズ フェスティバル」を好天のもと、マルシェを含め市内5会場で、のべ9,712人にご来場いただく中、開催するとともに、同日からは記念すべき20周年を迎える「守山ほたるパーク&ウォーク」を多くの市民や団体、企業の皆様にご参画頂く中、開催し、ほたるの森資料館ほか2箇所で、昨年度(令和4年度)と比較し約1.7倍の2,230頭のほたるが飛翔する中、市内外から約16,000人もの来場者を迎えることができました。

また、5月28日には、赤野井湾では「赤野井湾クリーン大作戦」、木浜漁港では「530(ごみゼロ)大作戦」、第2なぎさ公園では、「滋賀セブンの森活動」と守山市の湖岸全域で、子どもから大人まで総勢560名が陸上ごみ、漂着ごみの清掃活動、琵琶湖の保全活動に、まさしく市をあげて取り組み、合計約1,200kgのごみが回収されたところです。

長く続いたコロナ禍にもかかわらず、このように市内各地で伝統行事やイベントが以前と同じように実施できたことは市民や関係者の皆様のご尽力があってこそと考えており、心より感謝申し上げます。また、琵琶湖やほたるをはじめとする守山の豊かな環境を次世代へ引き継ぐため、引き続き市をあげて取り組んでまいりたいと存じます。

市内中学生の活躍

次に、5月18日(木曜日)~20日(土曜日)の3日間で開催された中体連春季大会においては、市内の中学生が各種目の団体競技、個人競技で活躍してくれました。

陸上競技男女総合では、市立守山中学校が県1位、守山南中学校が県2位、水泳の男子総合で市立守山中学校が県1位、女子総合で明富中学校が県2位、ソフトボール男子で守山南中学校が県1位、柔道女子団体で市立守山中学校が県1位、そのほか個人種目でも多くの子どもたちが優勝や入賞を果たすなど優秀な成績を収めてくれました。活動が制限される中での活躍は大変喜ばしく、市としても子どもたちの健全な育成に向け、引き続き後押しができるよう取り組んでまいります。

JR守山駅東口における新施設整備等

次に、JR守山駅東口における新施設整備等の状況についてでございます。

株式会社村田製作所による研究開発拠点の整備につきましては、令和6年1月の建築着手に向けて、今後、環境影響評価準備書の縦覧が行われる予定であり、7月2日に説明会を行うと聞き及んでおります。

また、新都賀山荘の整備につきましては、現在、一般財団において建設に向けた各種調整を鋭意進めていただいており、引き続き市として事業が円滑に進むよう支援を行ってまいります。

さらに、守山駅東口再整備基本計画の策定に向けまして、幅広いご議論をいただくために、地権者、学識経験者、交通事業者、商業者、市民代表等で構成する委員会を設置すべく取り組みを進めており、詳細につきましては、今定例月会議の委員会協議会、全員協議会でご協議をお願いしているところでございます。

いずれにいたしましても、議会と充分なご協議を図る中でJR守山駅東口全体の在り方検討をしっかりと進めてまいります。

新庁舎整備、DX推進

次に、新庁舎整備の進捗等についてでございます。

新庁舎については5月22日に引き渡しを受け、現在、ICT工事や備品搬入を進めており、引っ越しは7月末から8月13日までの間に、週末を利用して行ってまいります。

また、引っ越しに先立ち、7月22日に、議員の皆様、また関係者や市民の皆様を対象とした新庁舎の内覧会を行なう予定です。

8月14日にはいよいよ暫定供用を迎え、開庁式を執り行ってまいります。暫定的な供用開始であり、引き続き周辺の工事も行うことから、簡素なものとする予定ですが、議員の皆様のご出席をお願いいたします。

現庁舎解体工事や外構工事など、事業は令和7年度まで継続いたします。敷地内での工事が続き、特に解体工事においては騒音など、ご迷惑をおかけしますが、引き続きのご理解、ご協力をお願いします。

また、新庁舎の供用にあわせて取り組む行政のDXの推進におきましては、執務スペースの多様な働き方を可能とする内線電話の無線化、公用スマホの導入について、4月にプロポーザルにより事業者を決定し、現在、8月の運用に向けて作業を進めているところです。

「待たない、書かない、行かない」窓口については、「異動受付支援システム」の拡張機能の整備を進めるとともに、市民課を中心にスムーズな窓口運営に向け、検討を進めています。

さらに、決裁の電子化を図るため、「公文書管理システム」をこの4月から運用を開始いたしました。これまで特に大きな混乱もなく運用できており、本市のペーパーレス化に大きく寄与しているところです。

今後においても、「ペーパーレス会議システム」の9月運用開始や、「統合型GIS」、「保育所入所選考AIシステム」など、計画的な導入を図ってまいります。

また、市民のDXとして、昨年度(令和4年度)に引き続き、「CIO補佐官」とともに、スマホ講座の開催によるデジタル・デバイド対策に取り組むとともに、今回、まちのDXとして提案しております中小企業等への補助メニューを活用し、各分野のDXを精力的に推進してまいります。

市民からの寄付受領

次に、去る5月15日に、市民の方から今後の市政の発展を願い、多額の金員のご寄付のお申し出があり、直接、ご本人のご厚意に感謝の意を表するとともに、受領をさせていただきました。

この寄付金につきましては、ご本人より、「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ2025」、「学校のスポーツ教育」、「環境施策」の3点の推進に役立てていただきたいとのご意向であり、これを尊重させていただく中、今後の事業推進に活用させていただきたいと考えております。

令和4年度決算見込み

続きまして、令和4年度の各会計の決算見込み等について、ご説明を申し上げます。

まず、一般会計でございます。

歳入のうち、市政運営の根幹であります市税につきましては、コロナ禍の影響を見込んでおりましたものの、幸いにも、予測を上回り、予算額を大幅に上回る見込みでございます。なお、市税の収納率につきましては前年度(令和3年度)を0.32ポイント上回る97.15%となる見込みでございます。

一方、歳出におきましては、新型コロナウイルスの感染拡大防止や生活支援対策および物価高騰対策等に取り組むとともに、小学4年生から6年生までの通院医療費助成の拡充、9月からは中学校3校での自校方式による給食開始、新庁舎整備や北部図書機能・コミュニティ機能の整備など、市政の様々な課題に対して、着実かつ計画的な予算執行に努め、最小の経費で最大の効果を生み出すべく取り組んでまいりました。

その結果、実質収支で6億9千万円余の黒字決算となる見込みでございます。

また、基金につきましては、JR守山駅東口市有地の売却収入を財政調整基金等に積み立てる一方で、レンガ片等の土砂撤去工事や新都賀山荘の用地取得などに対し取り崩すことなどから、年度末の基金残高は、前年度より34億5千万円余増となる見込みでございます。

今後におきましても、第5次財政改革プログラムを遵守し、財源の確保や経費の効率化により、「重点事業の推進」と「健全な財政運営の堅持」が両立できるよう取り組んでまいります。

次に、国民健康保険特別会計でございます。

令和4年度は、国保税率引き下げ等の影響により、実質単年度収支において、1億1千5百万円の赤字となりますが、一般会計からの繰り入れに加えて、国保財政調整基金から1億2千5百万円を繰り入れることにより収支均衡となる見込みです。

また、介護保険特別会計ほか3つの特別会計および水道事業会計ほか2つの公営企業会計におきましても、いずれも黒字となる見込みとなっております。

提案理由

それでは、提案をいたしました議案につきまして、提案理由をご説明申し上げます。

まず、予算案件でございます。

議第39号は、令和5年度守山市一般会計補正予算(第3号)でありまして、歳入歳出にそれぞれ5億2,309万9千円を追加し、総額を343億8,032万9千円とするものでございます。

追加施策の予算計上

令和5年度当初予算は、時間的な制約がある中での予算編成となりましたことから、義務的経費、また、政策的な経費の中でも年度当初から実施する必要がある事業などを中心に予算の調整を行いましたが、今回は、掲げる政策の実現に向け必要となる追加施策および物価高騰対策等を中心に補正予算として取りまとめました。

まず、一点目の「子育てするなら守山」でございます。

保育園等における待機児童の早期解消にむけた取組みとして、具体には、ソフト面で民間園の保育士確保のためのインセンティブ交付金の創設や幼稚園への就園を促す魅力向上として未就園児事業の充実、ハード面では、令和6年4月の開所に向け、公設民営による低年齢児に特化した乳児保育園整備および民設民営による小規模保育所整備を図ってまいります。

また、放課後児童クラブにおきましても、利用ニーズの増加により、定員を上回る小学校区において、新たに民設民営による児童クラブを設置してまいります。

また、家事・育児等に不安や負担を抱える子育て家庭等に対しまして、訪問支援員が訪問し、相談や家事援助を行うことで家庭の課題を解消し、児童を取り巻く環境の改善を図るため、新たに子育て世帯訪問支援事業を実施します。

さらに、妊産婦への支援としまして、住民税非課税世帯の方を対象とし、妊娠届出前の初回産科受診料支援を行い、低所得の妊婦の経済的負担軽減を図るとともに、対象妊婦の状況を継続的に把握し、必要な支援につなげてまいります。また、出産後間もない産婦の心と体の健康保持、産後うつの予防等を図るため、産婦健康診査にかかる費用を助成し、産後の初期段階における母子に対する支援を強化し、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援を行ってまいります。

二点目の「住むなら守山」でございます。

健康づくりの取組みとして、帯状疱疹ワクチン接種につきまして、65歳以上の方を対象に予防接種費用の一部助成を行い、当該疾病の発症、罹患後の重症化および後遺症の予防を図ります。また、50歳の約半数が罹患している歯周病の早期発見・早期治療を進めるため、自己負担金1,000円としている50歳到達者の歯科健診料を無料化し、健診受診を促すとともに、将来世代の介護予防の促進や医療費の削減を図ります。

また、防災対策として、国のモデル事業を活用し、本市消防団、北消防署および本市の3者が連携し、これまで実践してきた地震を想定した訓練に加えて、浸水被害を想定した水難救助訓練を実施し、地域防災力の強化を図ってまいります。

三点目の「働くなら守山」では、本市の基幹産業である農業の担い手への農地集約化による生産の効率化および次世代を担う新規就農者の経営基盤強化への支援として、機材・設備の導入を支援し、活性化を図ってまいります。

四点目の「市民が主役の守山」では、今年度(令和5年度)予定する「第5次守山市地球温暖化対策実行計画 事務事業編」の策定と併せて、CO2削減計画がより実効性を持つ計画となるよう、有効な再生可能エネルギーである太陽光発電の公共施設への設置検討に係る調査を実施し、実行計画に位置付ける中、本市が率先して再生可能エネルギーの活用に取り組んでまいりたいと考えております。

また、市民が取り組むGXとして、住宅用蓄電池・太陽光発電設置補助や住宅の省エネ設備工事等に対するエコリフォーム等推進補助、中小企業等省エネ・再エネ設備導入促進補助を実施し、GXの推進に努めるとともに、まちのDXとして、中小企業等のデジタル化促進や外部人材活用促進にかかる補助を実施し、安定した経営基盤の強化やDXの推進を図ってまいります。

電力・ガス・物価高騰対策

また、国から物価高騰に対し、自治体が地域の実情に合わせて必要な支援をきめ細やかに実施できるよう交付される「電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金(推奨事業枠)」が、本市分として約1.9億円の交付が示されました。

これを活用し、一つに保育園・こども園および小中学校における給食物資の高騰による保護者負担軽減に向けた支援、二つに障害福祉および介護サービス事業所における食材費等の物価高騰への支援、三つに漁業者への燃料費に係る補助、畜産業では肉牛の肥育素牛の導入補助を実施し、市独自の生活支援・経済支援を図ってまいります。

なお、農業者への支援につきましては、県の支援策の動向を踏まえ、今後、市独自の支援を実施してまいりたいと考えております。

また、その他の補正といたしまして、全国的に公園遊具使用による事故が多発していることから、美崎公園のターザンロープをはじめ都市公園の遊具の緊急修繕にかかる経費の補正をお願いするものでございます。

なお、市内の小公園につきましても、安全に子どもたちが遊具を利用できるよう、安全点検を行う中、改修等方針を定め、計画的に修繕等を実施することとし、今後の補正予算にてお願いしたいと考えております。

また、経年劣化による老朽化が進む守山市民ホールについて、大規模改修に向け、施設の現況調査等を行うための経費の補正をお願いするなど、総額5億2,309万9千円の補正をお願いするものでございます。

次に、債務負担行為の補正でございます。

市内3圏域に設置する地域包括支援センター運営業務委託が今年度(令和5年度)で終了するため、令和6年度から令和9年度までの運営業務に係る経費についてお願いするものでございます。

以上が、一般会計の補正概要でございます。

次に、議第40号は、令和5年度守山市水道事業会計補正予算(第1号)でございます。収益的支出において、昨年度(令和4年度)に実施した立入水源地耐震診断の結果、耐震性を有していないと評価された設備について、耐震化の整備方針・計画案の策定に係る経費等の補正をお願いするものでございます。

次に、議第41号は、令和5年度守山市下水道事業会計補正予算(第1号)でございます。収益的収支においては、昨年度今市町地先で発生した下水道管破損事故を受け、当該汚水管のバックアップ機能の確保についての再整備検討に係る経費、また、資本的収支では、同事故を受けて、腐食の進行する汚水管の布設替え工事費の補正をお願いするものでございます。

続きまして、条例案件でございます。

議第42号につきましては、人と人との交流の場の創出や行政との協働の促進を図ることを目的に、市役所新庁舎内に「つなぐ、守の舎」街道広場を設置管理するため、必要な条例を制定しようとするものでございます。

議第43号につきましては、災害時や緊急事態発生時における活動の拠点、また市民の防災に関する知識向上や防災意識の高揚を図ることを目的に、市役所新庁舎内に守山市危機管理センターを設置管理するために、必要な条例を制定しようとするものでございます。

議第44号につきましては、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に位置づけられたことによる人事院規則の改正に伴い、特別に支給するとしていた手当を廃止するものでございます。

議第45号につきましては、地方税法等の改正に伴い、市税条例の一部を改正するもので、要件を満たしたマンションが長寿命化に資する大規模修繕工事を実施した場合における、いわゆる「わがまち特例」に基づく固定資産税の減額措置を講じることなどについて、必要な改正を行おうとするものでございます。

議第46号につきましては、公的個人認証法の改正および市民の利便性向上のため、コンビニでの証明書交付の申請手続きおよび住民票記載事項証明書の交付対象への追加に関して、必要な改正を行おうとするものでございます。

議第47号につきましては、国史跡の伊勢遺跡を保存、継承するとともに、歴史学習の拠点および市民の憩いの場を提供することを目的に、伊勢遺跡史跡公園を設置管理するために、必要な条例を制定しようとするものでございます。

続きまして、人事案件26件についてでございます。

議第48号は、職員の人事異動に伴いまして、固定資産評価員の選任について、地方税法に基づき同意を求めるものでございます。

議第49号から議第54号および議第56号から議第74号につきましては、守山市農業委員会委員の任命について、農業委員会等に関する法律の規定に基づき、同意を求めるものでございます。

農業委員会委員は、農業に関する識見を有し、農地等の利用の最適化の推進を行う者とされており、候補者選考委員会の答申を踏まえ、25名を選任したいと考えており、いずれの方も適任であると考えております。

続きまして、その他の案件についてでございます。

議第75号から議第77号につきましては、地方自治法および議会の議決に付すべき契約および財産の取得または処分に関する条例の規定に基づき、議決を求めることについてでございます。

議第75号は、守山市旧庁舎解体工事につきまして、去る4月28日に制限付一般競争入札にて執行いたしましたところ、2億1,890万円で株式会社日建が落札し、5月8日に仮契約を締結させていただいております。

議第76号および議第77号は、いずれも湖南広域消防局北消防署出張所新庁舎建設にかかる工事についてでございます。

議第76号は、建築工事につきまして、去る5月19日に制限付一般競争入札にて執行いたしましたところ、4億9,280万円で京都建物辻正株式会社が落札し、5月29日に仮契約を締結させていただいております。

また議第77号は、電気設備工事につきまして、去る5月26日に制限付一般競争入札にて執行いたしましたところ1億6,170万円で株式会社藤本電気商会が落札し、6月1日に仮契約を締結させていただいております。

議第78号は、立入公園整備事業における公園用地に資するため、地方自治法および議会の議決に付すべき契約および財産の取得または処分に関する条例の規定に基づき、議決を求めるものでございます。

以上、本日提出をさせて頂きました案件につきましての提案理由とさせていただきます。

なお、お許しを頂きまして、同じく送付をいたしております報告案件7件につきまして、その要旨を申し上げさせていただきたいと存じます。

報告第7号は、地方自治法施行令の規定によりまして、令和4年度から令和5年度に繰越をいたしました一般会計の繰越計算書について、また、報告第8号は、事故繰越しに係ります繰越計算書についてご報告申し上げるものでございます。

報告第9号および第10号は、地方自治法の規定によりまして、令和4年度守山市土地開発公社の決算ならびに令和5年度の事業計画と予算について、ご報告をするものでございます。

報告第11号および第12号は、地方自治法の規定によりまして、一般財団法人守山野洲市民交流プラザおよび公益財団法人守山市文化体育振興事業団の令和5年度の事業計画と予算につきまして、ご報告をするものでございます。

報告第13号は、委任専決処分をしたことにつきまして、地方自治法の規定に基づき、報告をさせていただくものでございます。

以上が報告案件でございます。

何とぞ十分なご審議を頂きまして、しかるべき御賛同を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。ありがとうございました。

2 議第55号(守山市農業委員会委員の任命につき、同意を求めることについて)に係る提案理由

上程いただきました人事案件1件について提案理由を申し上げます。

その前に、先ほどは人事案件の議第48号から議第54号および議第56号から議第74号、また契約案件および財産取得案件の議第75号から議第78号につきまして、議決または同意を賜りましてありがとうございました。お礼を申し上げます。

議第55号は、守山市農業委員会委員の任命について、農業委員会等に関する法律の規定に基づき、同意を求めるものでございます。

農業委員会委員は、農業に関する識見を有し、農地等の利用の最適化の推進を行う者とされており、現委員の任期がこの7月19日をもって満了となりますことから、候補者選考委員会の答申を踏まえ、新たに金森町の國枝敏孝さんを任命することについて同意をお願いするものでございます。

國枝さんは、人格・見識ともに高く、地域住民の信望も厚く、また農業への造詣も深いことから適任と考えております。

以上、何とぞ十分なご審議をいただきまして、しかるべきご賛同を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げまして、提案理由とさせていただきます。

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