令和5年守山市議会第1回臨時会議提案理由
皆さん、おはようございます。
本日、令和5年守山市議会第1回臨時会議に議案の提案をお願いいたしましたところ、議員の皆様方には、ご多忙中にもかかわりませず、上程を頂く運びに至りましたことに対しまして、厚くお礼を申し上げます。
本日の市議会臨時会議に提出させていただきました案件は、予算案件1件でございます。
提案理由を申し上げます前に、お許しをいただきまして、諸般の報告をさせていただきます。
穏やかに新年を迎える中、市内では新春の恒例行事が、いずれもコロナ禍前の姿を取り戻すべく開催されたところです。
1月8日には昨年同様に規模を縮小し、「消防出初式」を厳粛に執り行い、関係者で、「安全で安心なまち守山」の実現に向けて、高い誇りと強い使命感を持って邁進していく決意を共有したところです。議員の皆様にはご臨席を賜り、厚く御礼申し上げます。
式典後の一斉放水訓練では、消防団に加え、今回は各学区代表の自衛消防隊にも参加いただき、穏やかな冬晴れのもと、澄み切った青空へ見事な一斉放水となりました。
消防団、自衛消防隊、女性消防隊等の皆様には、コロナ禍においても、年末夜警をはじめ防火・防災活動にご活躍頂いており、改めて感謝と敬意を申し上げるところです。
また、9日の成人の日には、成人年齢の引き下げにともない本年度から「二十歳のつどい」として、従来どおりの二十歳の青年を対象とし、「式典」および「祝う会」を市民ホールで開催いたしました。会場での検温や手指消毒などの感染対策を行う中、3年ぶりに午前中のみの1部開催としたことから、市内在住の二十歳の青年が一堂に会し、対象者の76.5%、706名が参加いただいたところです。
また、恒例の祝賀駅伝については、今大会から装いを新たに「MORIYAMA NEW YEAR駅伝」として盛大に開催いたしました。今年は3年ぶりに小学生の部を再開し、112チーム、約800名がタスキを繋ぎ、晴天のなか健脚を競い、思い思いに走りを楽しんでいただきました。式典や大会の準備・運営にご協力いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。
1月14日には、守山の冬の風物詩である住吉神社と勝部神社の火まつりが執り行われ、3年ぶりに制限なしで一般公開されました。コロナ禍においても地域の保存団体が紡いでいただいてきた伝統文化継承の取組みが実を結び、大勢の見物客で賑わったところでございます。
次に、1月18日に大津市の採卵養鶏場で発生した高病原性鳥インフルエンザを疑う事例については、19日に陽性が確定し、同日の夕方に守山市高病原性鳥インフルエンザ危機管理対策本部会議を開催し、状況確認や各部局の対応等について、協議、情報共有を行なったところです。
滋賀県においては、同日中に防疫作業(殺処分および消毒)が開始され、21日に防疫措置が完了しましたが、25日に2件目の事例が1件目付近の家きん農場で確認されたため、同様に防疫措置が行われております。
本市においては、発生地点より半径10km圏内に入る小規模家きん飼養者が3者ございますことから、県に対して、毎日の死亡羽数等の状況報告を行っておりますが、現在のところ死亡等の異常はございません。
また、半径10km圏内の家きん農場に出入りする畜産関係車両を消毒するための消毒ポイントが、1月19日より、びわこ地球市民の森(今浜町地先)に設置されたことから、近隣住民への周知を行ったところです。なお、消毒ポイントの撤去は2月6日が予定されております。
次に、新型コロナウイルス感染症につきましては、去る27日、国は感染症法上の位置づけを、今年の5月8日から、現在の「2類相当」から、季節性インフルエンザと同じ「5類」へ引き下げると決定されました。これに伴う、コロナの診療体制や、医療費の公費負担、またマスク着用などの様々な日常生活における変更点につきまして、今後の国の動向を注視してまいりたいと存じます。なお、既に小中学校では黙食をやめ、また、昼食時にはパーティションを外して実施をしているところでございます。
また、本市の新型コロナワクチンの接種状況でございますが、1月26日時点で、12歳以上のオミクロン株対応ワクチン接種は33,675人(接種率44.9%)、内訳は3回目が2,187人、4回目が14,690人、5回目が16,798人という状況です。
集団接種は1月21日で終了しましたが、引き続き、個別接種により、希望される方へのワクチン接種に取り組んでまいります。
なお、現時点での接種の実施期間は3月31日までとなっており、今後のワクチン接種については、現在、国において検討中であり、国の方針等が示されましたら、適切に対応してまいりたいと考えております。
長引くコロナ禍で市民生活は大きな影響を受けておりますが、新しい生活様式を踏まえる中、安心して暮らしていけるよう、引き続き、ワクチン接種はもとより必要となる支援について、時機を逸することなく取り組んでまいります。
それでは、ただいま上程いただきました議案につきまして、提案理由をご説明申し上げます。
議第1号は、令和4年度守山市一般会計補正予算(第13号)でございまして、歳入歳出にそれぞれ6億6,486万5千円を追加し、総額を417億7,126万7千円とするものでございます。
始めに、総務費関係では、少子化対策として新規に婚姻した世帯に対し、住居費および引越費用の一部を助成します結婚新生活支援補助金について、当初予算を上回る申請の相談がありますことから増額補正をお願いするものでございます。
次に、衛生費関係では、核家族化が進み、地域のつながりも希薄となる中で、全ての妊婦・子育て家庭が安心して出産・子育てができるよう、これまで実施してきました妊娠期からの切れ目のない支援をより充実させた伴走型の相談支援に合わせ、経済的支援を一体的に実施します「出産・子育て応援交付金」が国において創設されましたことから、当該交付金の支給に必要な経費について、補正をお願いするものでございます。
また、去る1月19日に、市民の方から2,000万円のご寄付を賜りましたことから、寄付者のご意向に沿う中、今後の環境施策の推進を目的として創設しました「環境学習都市宣言推進基金」に積立てを行うため補正をお願いする他、6月定例月会議においてお認めいただきました、再生可能エネルギーの活用や、蓄電池による家庭内エネルギーの自給自足等による脱炭素社会に向けた「住宅用蓄電池等設置補助金」について、当初想定を上回る申請の相談がありますことから、必要な補助金について増額補正をお願いするものでございます。
次に、商工費関係におきましても、9月定例月会議においてお認めいただきました、中小企業者等への省エネルギー化ならびに再生可能エネルギーの活用に資する設備の導入を支援します「中小企業等省エネ・再エネ設備等導入促進補助金」について、当初想定を上回る申請の相談がありますことから増額補正をお願いするものでございます。
また、村田製作所に売却しました旧都賀山荘およびスポーツ広場敷地のフッ素の深度確認調査結果が1月13日に判明しましたことから、同敷地内のレンガ片混じりの廃棄物土砂等について、同社との土地売買契約における契約不適合責任に基づき、その除去工事を市が実施する必要がありますことから、これらの経費につきまして補正をお願いするものでございます。
なお、村田製作所の研究開発拠点の建築着工時期を見据え、工期を5月から10月末までに設定して、当該除去工事を実施する必要があることから、今回の臨時議会に本補正をお願いするものです。
次に、債務負担行為の補正です。
3月31日告示、4月9日執行となります滋賀県議会議員一般選挙の準備行為として期日前投票等にかかる人材派遣の経費についての債務負担行為の補正をお願いするものでございます。
以上、本日提出させて頂きました案件についての提案理由とさせていただきます。
何とぞ十分なご審議をいただきまして、しかるべきご賛同を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げ、提案理由とさせていただきます。ありがとうございました。
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