令和4年守山市議会9月定例月会議(9月29日)での市長発言
私自身、これまで3期11年半、守山市長という重責を担わせて頂いてきたところです。
平成23年2月の就任当初より、「住みやすさ」と「活力」を両輪に「活力ある住みやすさ日本一が実感できるまち」の実現を掲げ、本市にお住まいの市民の皆様が「住みやすさ」を真に実感頂けるまちづくりに向けて、市民の皆様とともに、また、職員の皆さんと力を合わせて、さらに、市議会の皆様から多大なる御指導御鞭撻を賜る中で、市政運営を行ってまいりました。
市政運営を担う中で、野洲川大改修や、基盤整備、教育・文化レベルの高さ、また、絆のしっかりした自治会活動など、守山において、今日まで先人・地域の皆様が築かれてきた、素晴らしいまちづくりの基盤の有難さを日々感じながら、職務に勤しんできたところです。
とりわけ、市政の最重要課題として取り組みました「環境センターの更新」につきましては、地元の皆様のご理解を得ることに全力を傾ける中、地元の皆様には「市民生活になくてはならない重要な施設である」として、苦渋の決断を賜りました。
平成26年7月に現地での建替えを表明して以来、実に7年余りの歳月を経て、昨年10月に無事、新環境センターの操業開始が出来たことは、私の最も感慨深いところでございました。
併せて、平成29年10月には、「環境学習都市宣言」を市議会において制定頂き、環境について、市民が共に、学び、考え、行動するまちづくりを目指して、昨年4月から「もりやまエコ・パーク」を拠点に環境学習を進めてきたところです。
また、長年、経営課題を抱えていた守山市民病院が、滋賀県済生会への指定管理により、県内髄一の回復期リハビリ病院となり、市民の皆様に一層の安心を提供できたところです。
次代を担う子どもたちの教育の充実としては、少人数学級の取組みや教員の加配・スクールソーシャルワーカーの配置等による「きめ細やかな教育」の展開と、義務教育施設の耐震化や空調の整備、さらには、議会の皆様との議論を経て、今年2学期から自校方式での全中学校での給食を開始することができました。
また、図書館の充実、ルシオール・アート・キッズ・フェスティバルの開催、伊勢遺跡の整備、パラリンピックのホストタウン事業等を通じて、文化・スポーツの振興を図ることができました。
また、活力あるまちづくりとして、村田製作所の研究開発拠点の誘致や、JR守山駅周辺の活性化、自転車を軸とした湖岸振興、市街化調整区域における地区計画、守山まるごと活性化の取り組みなど、市域全体の均衡ある発展にも取り組んだところです。
琵琶湖・赤野井湾の環境改善につきましては、漁業組合や地域の皆様と共に汗を流し、オオバナミズキンバイや水草の除去、外来魚の駆除等により、湖流が戻り、今やホンモロコの産卵や淡水真珠が復活するまでになりました。
加えて、本年1月に長年の懸案であった新庁舎の建替えに着手できたところです。これからの本市のまちづくりの拠点となる新庁舎の完成を、私自身、大変楽しみにしております。
また、ここ2年半にわたる新型コロナウイルス対策、とりわけ、ワクチン接種については、職員の頑張りにより、県下でもいち早く実施ができたところです。
市制施行50周年を迎えた中で、本市の目指すべき将来ビジョンとして「豊かな田園都市」と総合計画に定め、市民の皆様が心身ともに豊かさを実感するとともに、教育・福祉・文化等の豊かさを享受できるまちを目指すこととしたところです。
こうした取組みを含め、お蔭さまで、本市は、「住みやすいまち」「住み続けたいまち」との一定の評価を頂き、人口減少社会においても着実に増加し続け、今や85,500人を超えるまでに至ったところです。
このように、これまでの市政運営の中で、本市が抱えていた大きな課題に取り組むことができ、一定、まちづくりの大きな方向付けを行うことが出来たのではないかと考えております。
これもひとえに、市民の皆様のご理解、ご協力、ならびに議員の皆様の御指導、御鞭撻の賜物と存じており、衷心より感謝申し上げる次第でございます。
この度、本定例月会議において、次期の市長選への出馬について、議員からご質問頂いたところですが、私自身、就任当初から、多選は望ましくなく、市長としての職務は概ね10年、長くても3期までと考えておりました。
そうした中、4期目の出馬について、私自身、悩み、後援会を始め、関係者の方々と相談し、熟慮してきたところでございますが、アフターコロナの時代においては、さらなる改革や新たなまちづくりが不可欠であり、また、DXやGXといった新たな課題に挑戦していく必要もあります。
そうした意味において、こうした時代の大きな転換期には、新たな視点を持った、新たなリーダーの下で、守山の新時代を力強く切り拓いていくことが最善である、との考えに至ったところです。
従いまして、私自身、4期目への出馬はしないという決意を固めたところであります。
この本会議の場をお借りし、市議会議員の皆様、市民の皆様に表明させて頂きます。
思い返しますと、私が市政を担わせて頂いたこの11年半、全力で走り抜けた感がいたします。この間、守山の発展、市民の幸せに向けての使命感のもと、時には、職員の皆さんと激しい議論も戦わせたこともございますが、課題解決と夢の実現に向け、職員の皆さんと思いを一つにした中で、一緒に汗をかいて取り組むことができたものと思っております。改めて、職員の皆さんには、心から感謝申し上げます。
任期満了まで引き続き、誠心誠意、市政の発展に職員と共に尽力してまいりたいと考えておりますので、議員の皆様には、引き続きの御指導御鞭撻を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
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