令和4年守山市議会第4回臨時会議提案理由

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ページ番号1003990  更新日 令和5年7月26日

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皆さん、おはようございます。

本日、令和4年守山市議会第4回臨時会議をお願いいたしましたところ、議員の皆様方には、ご多忙中にもかかわりませず、ご健勝にてご参会を賜り、滞りなく開会の運びに至りましたことに対しまして、厚くお礼を申し上げます。

エイドリアン訪問

また、コロナウイルス感染症により2年間中断しておりました姉妹都市交流でございますが、去る7月24日から30日までの7日間、藤木議長様を団長、川那辺副市長を副団長とした代表団5名により、米国ミシガン州エイドリアン市を訪問いただきました。藤木議長様、また代表団の皆さまには衷心よりお礼申しあげます。ありがとうございました。

今回の代表団は、団長、副団長のほか、市国際交流協会の上路会長、宮﨑副会長、随行の市職員をメンバーとし、守山市とエイドリアン市の姉妹都市交流の継続と発展を目的としたものでございます。

訪問期間中は、エイドリアン市長やレナウイ郡の教育長様をはじめ、多くの方から心温まる歓迎とおもてなしを受け、交流等を通じまして、友好がさらに深まったとお聞きしているところでございます。また、これまで長年、両市の架け橋として、多大なるご貢献をいただきました小島正弘先生に感謝の意をお伝えするとともに、両市間では、今後の交流の継続と発展に向けて、双方の担当部局および担当者を確認する文書を交わし、今後の交流の礎を築いていただきました。

今後におきましても、姉妹都市との友好親善と国際理解の推進を図ってまいりたいと考えております。

それでは、提案理由を申し上げます前に、お許しをいただきまして、諸般の報告をさせていただきます。

新型コロナウイルス感染症

まず、新型コロナワクチンの接種についてでございます。

現在、新型コロナウイルス感染症の感染者数が増加傾向にある中、滋賀県が実施中の「夏休みワクチン接種促進強化期間」にあわせ、本市におきましても、市内医療機関での個別接種とともに、7月23日の集団接種からは3回目接種も実施し接種の促進を図っており、8月8日時点で、3回目接種は52,011人(12歳以上人口に対し69.6%)となっております。

また、4回目接種につきましては、国の方針により、7月22日から医療従事者および高齢者施設等の従事者が新たに対象となり、9,857人(18歳以上人口に対し14.3%)が接種を終了しております。今後におきましても、希望される方への速やかな接種に努めてまいります。

さらに、今後のワクチン接種については、現在、国におきまして、今年秋以降から、オミクロン株対応のワクチン接種を実施する方向で検討されています。今後、実施方針等の詳細が示されましたら、適切に対応してまいります。

各種事業の中止

第7波の拡がりが衰えを見せない中、守山の夏の風物詩である「夏まつり」および「漁港まつり」につきましては、それぞれ7月30日、8月6日に3年ぶりの開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の急速な拡大により、実行委員会が市民の安全を最優先に考えられた結果、中止となりました。また8月20日に予定されていた市人権・同和教育研究大会についても、全体会、分科会とも中止を決定されたところでございます。さらには、8月28日に守山北中学校を会場に計画しておりました市地震災害総合訓練につきましても、地元河西学区ともご相談する中、昨年度に引き続き中止とさせていただいたところです。

いずれも、今年こそは開催可能と期待しておりましたので大変残念ではございますが、引き続き市民の皆様とともに感染防止対策や新しい生活様式を実践する中で、コロナ禍を克服してまいりたいと考えております。

夏季休業中の小中学生の活躍

そのような中、夏季休業中の市内小中学生が体育・文化の両面で活躍してくれています。小学生は、守山市スポーツ少年団加盟の守山ジュニアソフトテニスクラブや守山剣友会、軟式野球の立入が丘ジュニアスキッパーズ、物部少年野球団、吉身少年野球クラブがそれぞれ全国大会に出場しています。また、守山陸上教室の小学生が、個人100m走と400mリレーで県大会で優勝し、この夏の全国大会に出場されるほか、空手、レスリングにおいて、全国の交流会や選手権大会に出場しています。

中学生は、中体連夏季総体県大会の団体戦で守山南中学校男子ソフトボールや守山中学校の柔道が男女ともに優勝するとともに、個人戦では陸上競技や水泳、柔道、剣道、ソフトテニスの各競技44種目で優勝もしくは入賞し、近畿大会や全国大会への出場を決めています。さらに、中学硬式野球クラブチームの守山リトルシニアが全国大会に出場しています。

また中部日本吹奏楽コンクール支部大会(県大会)において、守山南中学校が大編成の部で県代表に選ばれ、本大会(中部日本大会)に出場するとともに、滋賀県吹奏楽コンクールにおいても、守山南中学校および立命館守山中学校が大編成の部で県代表に選ばれ、関西大会に出場することとなっておりまして、これらの活躍を大変うれしく思うとともに、悔いなく全力が出し切れることを願っております。

7月17日中高生サミットキックオフ

次に、7月17日に、昨年、50周年記念事業として初めて開催し、皆さまからご好評いただいた「中高生サミット」について、今年も引き続き、開催に向け取組む中、その第1回目となるキックオフミーティングに私も参加したところです。

今回、改めてメンバーを募集したところ、昨年度と負けず劣らずの熱い想いをもった25名の中高生が集まってくれました。彼ら彼女たちは、10月のサミットに向け、フィールドワーク等を通じ、「自分たちが地域にできることは何か」について、仲間とともに学び、考えぬいた提案を、市議会議員の皆様のご協力の下、中高生との間で活発な意見交換をいただくこととしており、行政としても提案内容を次の施策に反映してまいりたいと考えております。

また、その翌日の18日には、昨年の提案の一つであった市内で暮らす外国籍の方々との交流を深めることを目的として、国際版「飛び出しキッズ」を市国際交流協会と協力し、製作していただいたところです。

当日は、提案した学生が主体となり、ベトナムやミャンマー、ペルーなど7カ国からの参加者と一緒に、各国の文化が伝わる衣装を身にまとった「飛び出しキッズ」を通じ、異なる言葉や文化の違いを越えた交流が図られ、参加者からは「日本人と交流できていなかったので嬉しかった」とのお声もいただいております。

何より彼ら彼女たちが、このサミットを機に、次代の主役として地域社会から世界まで大きな視野を持ち、仲間や地域の方々と共に行動し、時代を変革する大きな力となることを期待いたしており、是非、市議会の皆様のご協力をお願いいたします。

7月29日JRC100周年記念大会

次に、さる7月29日守山市民ホールにて、「青少年赤十字創設100周年記念滋賀県青少年赤十字大会」が開催されました。日本赤十字社の清家社長を始め、県知事や近隣首長、県内の教職員など、のべ650名の参加があり、VTRによる100年の歩み紹介や功労者の表彰など、100周年を祝う盛大な会となりました。その中で守山小学校からは、「気づき・考え・実行する」の態度目標を、実践的な話し合いの場面を実演して紹介してくれました。このようにJRCの態度目標は、次代を担う少年少女にしっかりと引き継ぎ、互助のまちづくりや地域づくりにつないでいきたいと思います。

7月31日県消防操法訓練大会結果

次に、この猛暑の中ではありますが、本市の安全安心の担い手である守山市消防団代表の小津分団の皆様は約2か月間、厳しい早朝訓練を実施され、7月31日に3年ぶりに開催された第57回滋賀県消防操法訓練大会小型ポンプの部において、見事、第3位という成績を修められました。これによりまして、本市消防団が平成24年度の吉身分団入賞を皮切りに、出場した全ての分団が入賞されており、守山市消防団の技術力の高さとチームワークの良さ、高い士気の表れであると感じております。

消防団の皆様は、日頃から精力的に各種訓練に取り組むとともに、火災や災害が起これば、現場にいち早く駆けつけ、被害を最小限に食い止めるべく、ご尽力いただいております。7月31日の守山二丁目での火災には、全ての分団が出動いただきました。このことに対しまして、改めて深く感謝申し上げます。なお、罹災された皆様には、地域包括支援センター等がしっかりと寄り添いながら対応を行っているところです。

8月3日ウクライナ講演会、8月6日平和のつどい

次に、現在、ウクライナでは、ロシアによる軍事侵攻により、これまでに数多くの尊い命と個人の尊厳が奪われており、平和に対する脅威が身近に存在する今、改めて、戦争の悲惨さや平和の尊さについて考える機会とするため、8月3日に、ウクライナからの留学生オレクシューク・ロクソラーナさんによる特別講演会を開催いたしました。

ロクソラーナさんの祖国を愛する気持ちや平和を願う強いお気持ちをお聞きするとともに、平和の尊さについて、ご参集の皆様とともに思いを一(イツ)にしたところです。

また今年も、8月6日の広島原爆投下時刻に併せて「平和を誓うつどい」を開催し、亡くなられた方々の鎮魂と恒久平和の祈りを捧げました。議員各位をはじめ小中学生を含む多くの方々にご参加いただき、色とりどりの折り鶴を捧げる中、守山南中学校の生徒が二度と同じ過ちを繰り返さないという決意と平和への誓いを語ってくれました。

また、本日正午まで市民ホールにおいて開催しております「平和のよろこび展」では、守山市遺族会のご協力のもと、『守山空襲』・『立田の飛行機墜落証言集』をはじめ、戦争体験者の遺品や手紙、写真など貴重な戦争の記録を展示いたしました。戦争中の子どもたちが描いた絵や当時の様子など、戦争の悲惨さや平和の尊さを実感できる内容となっており、県内外から多くの方々にご来場いただきました。

今後も、恒久平和の実現と核兵器のない世界の実現を希求して参ります。

それでは、ただいま上程いただきました議案につきまして、提案理由をご説明申し上げます。

本日の市議会臨時会議に提出させていただきました案件は、予算案件1件、その他案件2件の計3件でございます。併せて報告案件2件を送付させていただいております。

まず、議第48号は、令和4年度守山市一般会計補正予算(第5号)でございまして、歳入歳出にそれぞれ1,350万円を追加し、総額を385億4,040万8千円とするものでございます。

今回の補正は2点ございまして、1点目は、第3次環境基本計画策定のための支援業務に係る補正をお願いするものでございます。先の6月定例月会議にてご説明申し上げましたとおり、環境基本計画の次期計画につきましては、「地域における温室効果ガス排出量」や「脱炭素に効果的な具体の取組み」等、「脱炭素社会に向けた実行計画」を含む計画として、前倒しで策定に取り組むこととし、今回、計画策定のために必要な経費の補正について、債務負担行為の補正と合わせてお願いするもので、令和5年12月での次期計画策定を目指してまいります。

次に、2点目は、環境保全と活性化を両輪とした「道の駅」全体構想の検討に係る補正でございます。6月定例月会議にて申し上げました通り、人流の回復や民間の投資意欲が戻りつつある状況を踏まえ「道の駅構想」の検討を再開する中、マリオットホテル前の第2なぎさ公園周辺には、風光明媚な景観が拡がり、またホンモロコ等の固有魚が産卵するまでに環境が改善していることから、琵琶湖をはじめとする豊かな環境を守りながら、同時に地域の持続可能な活性化に寄与する「市民が集う多機能な道の駅」とするため、その全体構想策定に必要な経費の補正をお願いするものでございます。

続きまして、議第49号および議第50号につきましては、その他の案件として、地方自治法および議会の議決に付すべき契約および財産の取得または処分に関する条例の規定に基づき、議決を求めるものでございます。

議第49号につきましては、昨今の急激な物価上昇への対応として先の6月定例月会議においてお認め頂いた、「守山市新庁舎『つなぐ、守の舎』整備に係るDB事業」の増額変更について、仮契約の手続きが整いましたので、変更契約を締結するにあたり、議決を求めるものでございます。

議第50号は、北部図書機能・コミュニティ機能整備工事につきまして、去る7月29日に制限付一般競争入札にて入札執行いたしましたところ、4億3,890万円で株式会社材光工務店が落札したため、議決を求めるものでございます。なお、8月5日に仮契約を締結させていただいております。

北部図書機能等につきましては、北部地域の皆様から大きな期待を寄せられる一方で、これまで2回にわたり入札が整わず、さる6月の定例月会議におきまして、議会の皆様のご理解を賜り、増額の補正予算をお認めいただいたところでございます。おかげさまで今回、落札業者が決定し、契約を締結させていただく運びとなりました。今後におきましては、令和5年夏の開館に向けまして、鋭意事業を進めてまいりますので、引続き議会の皆様のご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

以上、本日提出をさせて頂きました案件についての提案理由とさせていただきます。

併せて、報告案件2件の概要を申し上げます。

報告第12号および報告第13号につきましては、一般財団法人守山野洲市民交流プラザおよび公益財団法人守山市文化体育振興事業団の令和3年度の決算につきまして、ご報告するものでございます。

以上、何卒十分なご審議を頂き、しかるべきご賛同を賜りますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。ありがとうございました。

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