令和2年8月市長メッセージ
真夏の8月となりました。この夏は、新型コロナウイルス感染症の影響により、小中学生の夏休みの短縮や自治会等での夏祭りなどが中止とされています。このような状況においても、是非、子どもや高齢者等の方々への見守り活動などを通じて、地域の絆を深めて頂ければと考えております。
さて、新型コロナにより多くの事業所が影響を受けている中で、これまでの取組みに加え、緊急事態宣言解除後において、特に飲食店等への企業関係の客足が戻らない状況に鑑み、この8月から、(1)タクシー配送によるテイクアウト事業、(2)3密を避けた飲食店利用促進事業を実施します。また、守山市観光物産協会の主催で、新型コロナで影響を受けている市民や事業者、また、御尽力頂いている医療・福祉流通関係者等を励ます取組みとして、「Root for People(人々を応援する)」プロジェクトが7月末からスタートし、第一弾として市立図書館でアートパフォーマンスが行われています。是非ご覧頂ければ幸いです。
さて、先月7月に九州地方や中部地方で豪雨による河川の氾濫や土砂災害により、多くの尊い命が失われました。本市においても災害に対し、自助・共助・公助の連携により、しっかりと備えることが不可欠です。来る8月30日(日曜日)には、守山市地震災害総合訓練を玉津小学校にて開催いたします。「備えあれば憂いなし」の言葉のとおり、学区や自治会においても災害に備え、防災訓練の実施や普段からお互いに助け合える地域づくりが大変重要です。地域での防災訓練には、積極的な御参加をお願い申し上げます。
また、8月7日まで、守山市遺族会の皆さまとともに、市民ホールにて「平和のよろこび展」を開催しております。今年は、滋賀県平和祈念館で企画展示されていた「守山空襲(終戦直前の昭和20年7月30日)」の展示物や関係資料をお借りし、「守山空襲」を経験された方々の貴重な証言や写真等をご覧頂くことができます。私は平和祈念館で拝見しましたが、一般市民が犠牲になった当時の凄惨な守山空襲の歴史を直視することができる内容です。戦争の記憶が風化しつつある中で、すべての世代の皆さまに是非お越しいただき、改めて平和の大切さを考える機会として頂ければと存じます。
市役所の新庁舎整備については、6月末に基本設計が整ったところです。その整備は、新型コロナの状況および建設市場動向を見極めることとしておりましたが、緊急事態宣言が解除され、また新型コロナの影響で大阪・東京等の多くの民間物件が中止され、現在、建設市場で公共事業に対する関心が大変高まっています。このため、想定スケジュールどおり進めることで、競争性を十分働かせた形での入札手続きが可能であると判断し、7月10日の市議会臨時会議においてDB事業者(実施設計と工事施工を行う事業者)を選定する債務負担行為をお認め頂きました。来年2月には、DB事業者を選定し、令和4年1月頃からの工事着工、令和5年秋頃の新庁舎の暫定供用を目指してまいります。
皆さまにおかれましては、熱中症対策を含めて、お体をご自愛いただき、この夏をお過ごしいただければと存じます。
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