令和2年9月市長メッセージ

今年の夏は、梅雨明け後、猛暑が続き、また、新型コロナウイルス感染症拡大もあり、市民の皆さまにおかれては大変な思いをされた夏だったと存じます。季節の変わり目ですので、何卒ご自愛ください。

9月の第3月曜日は敬老の日です。現在の日本社会があるのは、ご年配の皆さまの今日までのご活躍とご尽力の賜物であり、改めて心より感謝申し上げます。新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、外出を自粛されている人も多いと存じますが、認知症予防や身体機能の低下の予防の観点から、ウォーキングなどの運動、畑仕事、また家庭での体操など、日々身体を動かすことが不可欠です。気候や感染症予防にもご留意頂きながら、毎日の運動や健康づくりを心掛けて頂ければ幸いです。

さて、9月は防災月間です。去る8月30日に、守山市地震災害総合訓練を玉津小学校で開催いたしました。ご参加を頂きました皆さまにお礼申し上げます。近年、大雨による水害などが全国で多発しております。「災害はいつでも起こり得る」との考えの下で、自助・共助・公助の連携による「災害への備え」が不可欠です。

「自助」としては、市民の皆さまお一人お一人が危機意識を持ち、まず必要な準備や確認を行うことが大切です。台風や大雨、地震発生時などに本市から、（1）避難準備・高齢者等避難開始、（2）避難勧告、（3）避難指示(緊急)などを発令する――などがありますが、必ずしも避難場所に避難することを意味するのではなく、災害の状況や時間帯に応じて、自宅での垂直避難(2階以上への避難)に加えて、親戚・知人宅や近所の強固な建物への避難を含めて、最善な避難を行うことを指します。

まずは、各ご家庭に配布しております「ハザードマップ」により、想定される災害や避難場所・避難経路などをご確認頂き、さまざまな災害の際にどのような行動をすべきか、また、家族内での連絡体制などについて、今一度、話し合い、ご確認頂くとともに、各家庭での備蓄や防災備品の確認をお願い申し上げます。なお今秋、最新情報を踏まえた新たなハザードマップの配布を予定しております。

また、避難情報などの伝達手段である「守山市安全・安心メール」に未登録の人は是非ご加入ください。

「共助」としては、現在、本市では、全自治会(71自治会)に自主防災組織が設置されており、また、全自治会で防災訓練が実施されております。地域での防災訓練に積極的にご参加ください。

「公助」としては、現在、すべての幼・保・こども園・小・中学校の耐震化が完了しております。また、災害時の拠点となる市役所庁舎も、耐震性確保に向けて建替えを進めております。避難所設営にあたっては、感染症拡大の視点が不可欠であり、必要な間仕切りなども準備しております。加えて、守山警察署や北消防署・守山市消防団などと連携し、いざという時に迅速な救命救助ができる体制の充実を図っております。市民の皆さまと連携し、新型コロナウイルス感染症拡大防止に取り組むとともに、災害に強いまちづくりを展開してまいります。何卒ご協力よろしくお願い申し上げます。